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同世代にゲキ!音楽評論家・富澤氏が作詞家デビュー

「夢は眠っていないか?」(クリックで拡大)

 何とも刺激的なジャケット。東大安田講堂が“落城”した日(1969年1月19日)を大胆にあしらったシングルCD「夢は眠っていないか?」を歌手、永井龍雲(51)が15日に発売する。この曲で念願の作詞家デビューを飾ったのが東大中退の音楽評論家、富澤一誠氏(58)だ。

 「自伝の後書きに19歳のときに書いた詞を載せたところ、ユニバーサルミュージックの役員からCDにしないか、と話をいただいた。作曲を永井龍雲さん、編曲を星勝さんに“あなたしかいない”と指名させてもらいました」

 富澤氏が興奮気味に語る。自身と同世代の友人の夢がかなったか、眠っていないか、を自問自答する熱い詞だ。

 曲を手掛けた永井は、もともと「道標(しるべ)ない旅」などで知られるシンガー・ソングライターだが、最近では五木ひろしの「暖簾」を作詞作曲。星氏は、GSのモップス出身で、井上陽水の「いっそセレナーデ」や、上田正樹「悲しい色やね」のアレンジも担当した気心の知れた世代。

富澤一誠(クリックで拡大)

 富澤氏は「演歌や歌謡曲ではない“エイジフリーソング”ができた」と手応えを感じている。

 「19歳のぼくが、今の私に問いかけてくる“心の声”なんです。現在の私と青春時代になりたいと思っていた私との間にある微妙な“ズレ”を直すには今しかない…と」

 東京大学をわずか3カ月で辞め、歌の世界へ。

 「高校3年の夏休みに家出をしても歌手になりたい、と先生に相談したんです。“そこまでして歌手になりたいなら、あと半年、一生懸命勉強をやって東大へ入る方が簡単だ”と。東大受験は田舎から出ていく方便でした」

 それぞれが封印してしまった夢をこの曲が呼び醒ますことができるか。

ZAKZAK 2009/04/08

富澤一誠

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