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鷲宮神社超えるオタ聖地「らき☆すた」作者実家公開

埼玉県幸手市が町おこし

 作中に登場する実在の神社に大勢のファンらが訪れて話題になったアニメ「らき☆すた」。その“聖地”とされた埼玉県鷲宮町の鷲宮神社を超える究極の聖地が同じ埼玉県にお目見えした。同県幸手市が、町おこしの一環として作者の実家を一般公開したのだ。

 今月、埼玉県幸手市にオープンした「美水かがみギャラリー幸手」は、「らき☆すた」の作者、美水(よしみず)かがみさんの実家だった一軒家をギャラリーに改装したもの。企画した幸手市商工会の山内正明氏(34)は「登場人物の部屋を忠実に再現。『らき☆すた』の世界をめいっぱい体感できるスペースにしました」と胸を張る。

 「らき☆すた」はオタクな女子高生と友人たちとの日常を描いた4コマ漫画が原作のアニメ。作品には、美水さんが住んでいた幸手市や鷲宮神社など、埼玉県に実在する場所や施設がたびたび実名で登場する。ファンの間では、それらの地をめぐるのが人気で、それに目を付けた各自治体はグッズ製作や関連イベントなどを開催している。

 そんななか公開された今回のギャラリーは「究極の聖地公開」と言われている。美水さんの実家は主人公の家のモデルでもあり、作品での登場頻度は極めて高いからだ。

 「アニメのオープニングに実家の前から見える風景が登場するため、熱心なファンはすでに実家をよく訪れているようです。そこで、鷲宮神社に続く聖地を作ろうと、美水先生のお母さまに直接交渉し、実現にこぎつけました」(山内氏)

 ギャラリーは幸手駅から歩いて30分ほどの住宅地にある。外観は、いたって普通の3階建て。しかし、主人公の名字「泉」の表札がかかった門をくぐると「らき☆すた」ワールドが広がる。

 再現された登場人物の部屋には、作者が実際に使ったベッドや机が設置され、ラジカセからは作品の楽曲が流れている。部屋の中はマンガ本やペットボトルが適度に散らかっていて、リアリティー満点。関連グッズや原画も展示されており、コスチュームを着ての記念撮影もできる。

 毎週土・日・月曜と祝日の開館で開館時間は11−17時。スペースの関係で、1時間ごと20人ずつを入れ替える定員制だ。「地域振興が目的なので、入場券は時間帯ごとに販売店が異なります。どの時間のチケットがどこで買えるかは、商工会のホームページで確認してください」と山内氏。

【週末チケット完売】

 最初の週末は120枚のチケットが完売。月曜でも平均約20人は訪れるという。本紙の取材時に訪れていた東京・中央区の男性会社員(35)は「普通の住宅に囲まれているのに、ここだけアキバっぽいのがいい!」と満足げ。来訪者の寄せ書きノートには、県内外から多数のファンの書き込みがあった。中には現地まで乗り継いだ電車の型番と時刻を克明につづった鉄道ファンや「2ちゃんねらー」とおぼしき書き込みもあった。

 突然出現した“オタクの聖地”だが、「商工会の説明で納得した」(60代主婦)「オタクの人はみんな意外とおとなしい。静かにコーフンしている感じなので、気にならない」(37歳主婦)と近隣住民のアレルギーはない様子だった。

ZAKZAK 2009/04/13

らき☆すた

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