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森田健作に緊急提言…「虚実」を捨て本名を名乗れ!

高須基仁“人たらしの極意”

 今月19日の選挙で、私の故郷・静岡県掛川市の市長に、親戚の松井三郎が初当選した。

 2歳年上の62歳の“サブちゃん”は掛川幼稚園から掛川西高まで、常に兄貴分として私を守ってくれた。

 70年代の全学連活動で獄から出所したときなど、早大4年生のサブちゃんは「モッちゃん、暴れるなよ」「もう静かに生きろ」と、乱風人生を送る私をいさめ続けた。

 静岡県庁に永く勤めた後、県議になった公僕の彼は「故郷を見直したい!!」の一心で、市長選に出馬し、勝利した。

 混乱した国家でも、なお2、3人の傑物が残り、財政困難のときでも、なお目に見えない蓄財が残っているはずと私は信じる。昨年末、彼が出馬表明したとき、「『碩果、食らわれず』だな」と思わず独り言をもらしながら、陰ながら応援を続けた。

 当選が決まった19日深夜、祝いの電話を入れると、変革を訴え続けたサブちゃんは「体重が8キロ減ったよ」と笑った。

 さて、千葉県知事選で当選した森田健作氏のことである。

 4年間にミニ集会を数百回開き、ドブ板選挙を続けたという森田氏の積小為大の活動に、私は一定の評価をしていた。

 が、今回の“完全無所属”発言と資金をめぐる不透明さに対するバッシングの嵐は、いまだにとどまるところを知らない。誰も本音を言わないので、あえて書く。

 国会議員のころは、芸名「森田健作」を名乗っても、タレント議員、あるいは陣笠議員の1人として、男芸者の役回り、つまり人寄せパンダ的存在がゆえに、世間的には許された。

 しかし、首長になるのであれば、虚実ないまぜのタレント議員的発想から、まさに行動原理は「実実」に劇的に転換しなければならない。

 ズバリ言う!! 何故に今回の知事選に本名「鈴木栄治」で出馬せず、当選後も芸名を名乗り続けているのか?!

 宮崎の東国原英夫知事が芸名「そのまんま東」を捨てた例を、冷静に分析していたのだろうか?

 東国原知事は芸人の「虚虚」から、「虚実」の学生人生を経て、知事当選後は「実実」に徹している。公約の中心の1つに宮崎県PRを掲げ、大手を振ってテレビ番組に出て、県の名産品とともに自らのPRも続けている。

 その結果、タレントとしての自らの位置すら確固たるものとした。考え抜かれた生き方であるし、たとえ、ふざけても許される。

 しかし、「虚実の森田健作」にこだわった千葉県知事は当選直後から、派手な役者ぶりを発揮して、石原慎太郎都知事からも「オーバーアクション」と暗に揶揄されているのに、それに気付かず、本名「鈴木栄治」に立ち戻って、実務と現実に正対し、「実実」に生きようとしていない。

 でも、彼を選んだのは千葉県民である。この際、「森田健作」に徹してもらって、観光と名産品の宣伝知事のみに特化して、任期の4年間を過ごしてもらうしか知事の使い道はないだろう。

 それにしても、俳優として、用意されたセリフをうまく言えるが、芸人として、突っこみに対して切り返すのは下手だなあ。機転が利かないんだな、きっと!!

 ■高須基仁の“百花繚乱”独り言=http://plaza.rakuten.co.jp/takasumotoji

ZAKZAK 2009/04/23

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