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草なぎ逮捕、トヨタやっぱりツイてない…経済界波紋

GW特需の時期に

 草なぎ剛の逮捕は経済界にも大きな波紋を広げたが、なかでもいい迷惑だったのが「トヨタレンタリース」のCMで草なぎを起用していたトヨタ自動車だ。レンタカー業界にとって、目前に迫ったゴールデンウイーク(GW)は書き入れ時。大事な時期を前にイメージを悪くするような"不運"に見舞われ、集客に必要なCMも打ち切りになってしまった。

 トヨタは1998年4月から草なぎを広告キャラクターに起用していたが、今回の事件を受けて、テレビ、ラジオCMなどすべての媒体の広告を23日に打ち切った。「草なぎさんの所属事務所と結んでいたタレント契約についても打ち切る」(広報部)という。

 トヨタレンタリースの営業現場では、「草なぎさんは10年以上もCMに出ていて、トヨタレンタリースの顔として定着していた。ブランドイメージにも影響が出るのでは」(北日本の営業店)との不安が広がっている。

 しかも、レンタカー業界にとってGWは絶好の稼ぎ時で、タイミング的にも最悪。ライバル会社は「広告がレンタカーの集客に与える影響は大きい。この大切な時期に広告を打てないのは、トヨタさんには痛手だろう」(東海地方のレンタカー会社)と話している。

 今年は経済対策の一環として、高速道路が「1000円で走り放題」となる制度が3月28日からスタート。GWは高速道路の大渋滞が予想されるため、自宅からマイカーで行くのではなく、渋滞区間を鉄道で移動した後にレンタカーを利用するケースが増えるとみられている。業界では"GW特需"への期待が高まっているだけに、トヨタは今回の事件で冷や水をかけられた格好だ。

 ただ、事件が業界の勢力図まで変えてしまうのかというと、そこは王者・トヨタ。「トヨタは体力もあるし、事件が業界の勢力図に影響を与えることはない」(同)との見方がもっぱらだ。

 くしくも草なぎが逮捕された23日、トヨタは、2008年度のグループ世界販売台数が前年度比11.7%減の約832万8000台だったと発表した。前年度実績を下回ったのは、ダイハツ工業、日野自動車との3社体制になって以降で初めてのことだ。

 米国発の経済危機にあえいでいるところに降ってわいてきた広告キャラクターの逮捕劇。よくよくツイていないことだけは確かなようだ。

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ZAKZAK 2009/04/24

草なぎ剛

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