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草なぎ去ってイメージ悪化? 地デジの「ユ〜ウツ」

回収ポスターはヤフオクで1000円

 草なぎ剛(34)がメーンキャラクターを降板した地上デジタル放送普及推進のキャンペーン。鹿の“ゆるキャラ”「地デジカ」が後を引き継いだ格好だが、2011年7月の地デジ完全移行に影響を及ぼすのだろうか。

 「(草なぎが抜けたことで)イメージは大きく悪化する」とみるのは、放送事業の問題に詳しい元NHK記者の川崎泰資氏。

 「そもそも放送局の地デジ化そのものが、総務省や放送局など権力側の都合で一方的に決められた“国策”。視聴者のほうをまったく向いていない愚策だ」と言い切る。

 「視聴者に経済負担を強いて、『貧乏人はテレビを見るな』と言っているのと同じ。今回の件に伴って、地デジの問題点に対する不満の声が表面化する恐れもある」と指摘する。

 総務省の今年1月の調査によると、地デジ対応受信機の普及率は49.1%と半分に満たない。このため、草なぎによる最近の地デジCMには、家電の知識に乏しい高齢者に優しく語りかける種類のものもあった。

 放送評論家の松尾羊一氏は普及が思うほど進まない背景について、「地デジは高画質、高音質を売りにしているが、街頭テレビでプロレスを見ていた時代のような、テレビに対する飢餓感や好奇心はそそらない」と語る。

 続けて、「家電の寿命は10年といわれるが、たいていは5年で買い換える。焦るほどのものではないでしょう。『芸能人や女子アナウンサーに宣伝させれば普及する』という、国民を見下ろしたような考えや、芸能人への蔑視が透けて見える」と不快感を示している。

 ちなみに、草なぎを全面に押し出した地デジPRのポスター約5万枚は回収されることに。一部はヤフーオークションなどに流出して、1枚1000円程度で取引されている。

ZAKZAK 2009/05/01

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