MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

芸能ホーム > 芸能 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

今回で45回目、外国人もビックリ「メトロ文楽」

5月8日、東京メトロ永田町駅構内

メトロ文楽(クリックで拡大)

 東京メトロ半蔵門線の永田町駅。有楽町線と南北線方向に向かう長いエレベーターを上りきり、動く通路の手前を右手に進んだ突き当たりの駅の構内で文楽が上演された。1991年5月から始まった「メトロ文楽」。今回で45回目を数える恒例行事だ。

 「メトロ文楽」は最寄りの国立劇場(千代田区隼町)で5月と9月に行われる文楽公演に合わせて開催されている。SFメトロカードの絵柄に文楽を取り上げたことがきっかけで、東京メトロが販促を兼ねて無料で始めた「文化振興」「お客様還元」事業だったが、いまではすっかり定着。この日も30の座席は開場30分前に満席。立ち見客ら120人以上が即席舞台で繰り広げられる伝統芸に酔いしれた。

 この日は、9日に始まった5月公演の第二部「ひらかな盛衰記」で傾城梅ヶ枝を演じる文楽人形遣いの桐竹勘十郎さんが登場。文楽の歴史や人形が動く仕組みなどを解説したうえで、「ひらかな盛衰記」から神崎揚屋の段のクライマックスシーンを披露した。

 270年前に確立され、今に伝わる文楽は義太夫節に乗せて人形を操る人形浄瑠璃。右手と頭を動かす「主遣い」に、左手を動かす「左遣い」、足を動かす「足遣い」の3人が呼吸を合わせ1体の大きな人形がまるで生身の人間のように見える。

 「右手が急に動いても左手が自然についてくる。どうして主遣いの動きが左遣いにわかるのか…。右手が出て次に頭と肩が動くときちょっとひねってますね。これが合図です」

 そんな桐竹さんの実演付き解説の後に披露されたのは、「無間の鐘」の伝説にならい、傾城梅ヶ枝が恋人のために金を工面しようと無限地獄へ堕ちる覚悟で杵柄で手水鉢を打つ場面。

 「世界中にいろいろな人形芝居がありますが、こういうのは世界のどこにもありません。私もいろいろな国でやりましたが、みなさんビックリしはってね。感心しておられます」と桐竹さん。外国人観光客も立ち止まって息をのんでいた。

 24日までの公演の第一部は完売。午後4時からの第二部はまだ席に余裕があるという。

ZAKZAK 2009/05/15

芸能ニュース

もっと見る