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演劇大賞は宝塚星組「スカーレット ピンパーネル」

「第34回菊田一夫演劇賞」(4月21日、東京會舘)

 同賞は劇作家、菊田一夫の功績を記念し、演劇界の発展のため、東宝が1975年に創設。34回目の2008年度の演劇大賞を受賞したのは宝塚歌劇団星組の「スカーレット ピンパーネル」だった。

 授賞式には星組の32人が集合。壇上には、代表の男役で4月26日に退団したトップスター、安蘭けいと娘役の遠野あすかが上がり、東宝会長の松岡功選考委員長から賞状と記念品の時計、目録を渡された。

 安蘭は「退団前にすばらしい賞をいただき、うれしく、誇りに思う」とあいさつ。遠野は音楽を担当した作曲家のフランク・ワイルドホーン氏の喜びの声を代読した。

 演劇賞を受けた保坂知寿は「デュエット」と「スーザンを探して」の演技が評価された。「(会場の席に)座っている間、賞の重みをだんだん実感した」とコメント。「宝塚BOYS」と「傾く首〜モディリアーニの折れた絵筆〜」が決め手になり、同じく演劇賞を受賞した吉野圭吾は「ここにいることが信じられない。夢にも思わなくて…。今日より明日と思いながら舞台をやってきた」と笑顔を見せた。

 「THE TAP GUY」の脚本、演出、振りつけを担当した玉野和紀も同賞を受賞。スイス人の父、日本人の母を持ち、05年に俳優の高嶋政宏と結婚したシルビア・グラブも「レベッカ」の演技が評価され、名を連ねた。

 「レベッカのダンヴァース夫人は、自分と真逆の人で、ものすごく真剣に取り組めた。(役作りで)表情を動かさないようにしていたのですが、家では普通にしていたつもりでした。ところが、(舞台が終わり)久々に主人と向かい合って食事をしたら、『いやー、表情がよく動くようになったね』と言われました。受賞の知らせを聞いてから毎晩、夫とシャンパンで乾杯しています」と仲むつまじい様子を話した。

 特別賞は日本演劇への永年の貢献からジョン・ケアード氏が受賞。演劇大賞には100万円、演劇賞、特別賞には50万円の賞金が贈られた。

ZAKZAK 2009/05/19

菊田一夫

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