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前宮城県知事・浅野氏を襲った「成人T細胞白血病」

浅野史郎氏(クリックで拡大)

 前宮城県知事の浅野史郎氏(61、写真)を襲った成人T細胞白血病。骨髄移植が必要なほど深刻な状態だが、他人事ではない。この病気は、ヒトTリンパ向性ウイルス1型(HTLV−1)の感染が原因で、なんと国民の約100人に1人はウイルスを持っているという。

 「母親の母乳を通して主に感染し、日本では約100人に1人がこのウイルスを持っています。キャリアのうち1300分の1の割合で成人T細胞白血病を発症するので、誰がなってもおかしくない」と、日本赤十字社医療センター血液内科の鈴木憲史部長。

 HTLV−1は、縄文時代から存在し、特にモンゴル系の人種に感染しやすいといわれる。理由は定かではないが、日本では九州、沖縄、三陸など海岸線に近い地域ほど感染者が多い。

 「成人のリンパ球は5000〜6000ぐらいだが、母乳は1万5000〜6000と多く含んでいます。そのリンパ球とともにウイルスが赤ちゃんへと感染する。性行為などでも感染はするが、成人T細胞白血病は、赤ちゃんの頃に感染した人が、50代、60代で発症するケースが多い」

 赤ちゃん時代から持っていたウイルスが、約半世紀もの月日の後に牙を向く。どのような人が発症しやすいか、はっきりとしたことはわかっていない。しかも、症状は激烈。リンパ腺が急に腫れ、血液内の腫瘍がどんどん増殖してしまう。

 「症状がゆっくり進むタイプもあるが、傾向としては激烈タイプの方が多い。化学療法が効きにくく予後は悪い」

 化学療法のみの治療成績は良くても4割程度。生存期間もおよそ1年程度と短い。ただし、浅野氏が待ち望む骨髄移植は効果が期待できるそうだ。とはいえ、他の病気を抱えていたり、高齢すぎるなどで移植が適用できないケースも珍しくないという。

 「キャリアかどうかは、血液内科の血液検査によってわかります」

 キャリアといっても誰もが発病するわけではないが、定期的に健診を受けて体調の変化を見逃さないようにすることが大切。また、「免疫機能を強化するために、『ト・リ・カ・ブト』(別項)を食べると良い。発病しにくいとの根拠は、研究などで示されている」と鈴木部長。

 皮の内側に良い成分があるそうで、皮ごと食べるのがポイント。キャリアの人だけでなく、免疫力強化にも、『ト・リ・カ・ブト』は役立ちそうだ。 

☆ト・リ・カ・ブトで免疫強化
【ト】…トマト
【リ】…リンゴ
【カ】…海藻類
【ブト】…ブドウ

ZAKZAK 2009/06/09

成人T細胞白血病

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