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マイケル・ジャクソン急死、薬物過剰摂取の情報も

家族に見守られ

 プレスリーやビートルズと並ぶ驚異的な売り上げで世界のトップに上り詰めた米歌手、マイケル・ジャクソンが25日、米ロサンゼルスのカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)付属病院で死去した。50歳だった。捜査当局は死因を「突然の心停止」と公表したが、薬物の過剰摂取によるとの情報もある。「キング・オブ・ポップ」と呼ばれ数々のビッグヒットを放ちながら、度重なった美容整形や子供への性的虐待疑惑など、常に不名誉なゴシップがつきまとった。光と影を併せ持った世紀のエンターテイナーの急死に世界中が衝撃を受けている。

 マイケルの異変が伝わったのは、現地時間の昼過ぎだった。

 25日午後零時21分(日本時間26日午前4時21分)ごろ、ロサンゼルス西部の高級住宅地ベルエアのマイケルの自宅から消防局へ家族から「マイケルが倒れた」と通報があった。救急隊員が駆けつけた時は心肺停止状態で、42分間にわたって蘇生措置を受け、約3.5キロ離れた同病院に緊急搬送された。

 だが容態は回復せず、3人の子供や兄弟が見守る中、午後2時26分(同午前6時26分)、医師が死亡宣告した。

 病院内で会見した実兄のジャーメインが「約1時間にわたって蘇生措置を施したが、死亡が確認された」と発表。実弟のランディもCNNに「心不全を起こした」と明かした。

 ロス市警捜査官もマイケルの自宅前で会見し、ロサンゼルス郡検視局の見解として「突然の心停止」と死因を説明し、犯罪の可能性を否定。26日に検視を行う方針を明らかにした。遺体は司法解剖のため病院の屋上からヘリで検視局の施設に搬送され、その様子が全米のテレビで延々と中継された。

 一部報道では、マイケルは朝から体調不良を訴えており、顧問弁護士は「木曜日の朝、マイケルが自宅で倒れたとランディから連絡を受けた」と明かしている。

 このため、マイケルが普段から服用していた鎮痛剤のオーバードース(薬物過剰摂取)による心臓まひが死因と伝えるメディアもある。

 マイケルが搬送されたUCLA付属病院では、救急治療室へのすべての入り口が警備員によって厳重に封鎖され、病院職員も内部に立ち入ることができなかった。ニュースを知った数百人のファンが病院前に集まり、涙を流しながらマイケルの回復を祈っていた。

【キング・オブ・ポップの名を欲しいままに】

 マイケルは来月から英ロンドンでの公演を控え、最近はリハーサルに打ち込んでいたという。チケットは即座に完売し、開始日を延期するなどゴタゴタはあったものの、当初10回の予定だった公演回数は次々に追加され、計50回に増えていた。マイケルが倒れた家も、リハーサルのため今年5月から家賃10万ドル(約960万円)で借りていた劇場付きの豪邸で、7つの寝室、13のバスルームを備えていた。

 「スリラー」が1億400万枚のセールスを達成し、世界で最も売れたCDとしてギネス記録になるなどキング・オブ・ポップの名を欲しいままにしたマイケル。復活に合わせて、日本でも過去のアルバムの再発売も決まり、再びブームがわき起こるのではと、音楽関係者の注目を集めていた矢先の電撃的な訃報だった。

ZAKZAK 2009/06/26

マイケル・ジャクソン

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