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吉本興業がTOB検討…金融機関と調整難航で曲折も

 東京、大阪両証券取引所の第1部に上場している吉本興業が、民放各社の参加するファンドによる同社株式の公開買い付け(TOB)を検討していることが分かった。発行済みの全株式を取得し、非上場化を目指す。買い付け総額は500億円規模となる見通し。

 民放各社と広告代理店などが共同でファンドを組み、買収相手先の資産を担保に銀行などから資金調達する「レバレッジド・バイアウト(LBO)」で、株式を買い付ける。成功後に経営陣が一部出資することにより自社買収(MBO)となる可能性もある。ただ資金調達では金融機関との調整が難航しており、TOBまでには曲折もありそうだ。

 吉本興業は、お笑い中心にタレントのマネジメントなどを手掛けてきたが、インターネット関連事業や映画製作、スポーツ分野への進出など、事業領域を急速に拡大させている。非上場化で経営の自由度を高め、新規事業への投資などを実施しやすくする狙いがある。

 関係者によると、吉本はTOBで全株取得することで、確執が表面化している創業家との関係も清算し、企業イメージ向上を図る意向もあるという。

ZAKZAK 2009/07/29

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