MENU

RANKING

モバZAKのご案内

iモード、EZweb、Yahoo!ケータイで大好評配信中

芸能ホーム > 芸能 > 記事詳細

  • イザ!ブックマーク
  • はてなブックマーク
  • livedoorクリップ
  • Yahoo!ブックマークに登録
  • ブックマークに追加する

アンティーク好きがハマる! アノ映画がロングラン

 夏というと娯楽大作や子供向けの映画が多くなるが、大人の通をうならせ、ロングラン上映を続けているのがフランス映画「夏時間の庭」(オリヴィエ・アサイヤス監督)だ。オルセー美術館の開館20周年記念作品として製作され、本物の美術品の数々が“小道具”として登場する。

 パリ郊外の屋敷で独り暮らしをしていた老母が死去。多くの美術品コレクションが3人の子供に残される。遺産相続といっても、マイケル・ジャクソンのように醜聞も、また殺人事件もない。美術品の相続を通し、家族の崩壊と再生が描かれる。どこか小津安二郎の作品を彷彿させる家族の物語だ。

 ジュリエット・ビノシュ(45)やシャルル・ベルリング(51)といった演技派の芝居が楽しめるが、オルセー肝いりとあって、各地の美術館から貸し出された貴重な美術品が隠れた主役でもある。

 アールヌーヴォーの作家ルイ・マジョレルの机と飾り棚、ジャポニズムブームを牽引したフェリックス・ブラックモンの花器…。ルドンの装飾画とコローの絵画以外は、すべて本物。しかも、登場人物が暮らす生活場面の中にさりげなく溶け込んでいる。

 オルセー美術館の修復シーンでは、画家でもあるエドガー・ドガの彫刻「右足の踵を見る踊り子」まで登場する。

 シアターがミュージアムになった感じだろうか。「美術館から、再び以前あった生活空間の中に戻る。美術が持つ本来の魅力が確認できる」(青柳正規・国立西洋美術館長)と、美術界からもコメントが寄せられているだけに、その魅力は本物。美術ファンやアンティーク好きにも支えられロングランとなっているのも頷ける。

 上映は、恵比寿ガーデンシネマなど。全国で順次公開。

ZAKZAK 2009/07/29

芸能ニュース

もっと見る