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放映権料バラ売り案…G戦中継生き残りへ苦肉の策

1試合3者の買い手、効率的な薄利多売方式

 巨人戦のテレビ中継を巡り、大きな地殻変動が起きつつある。原巨人は落合中日と激しいマッチレースを繰り広げているが、その一方で視聴率低迷、地上波による中継試合数の激減傾向には歯止めがかからない。あの手この手で巨人戦中継の生き残り策が練られている中、これまでワンプライスだった放映権料が来季からは地上波、BS放送、CS放送とランクを分けて“バラ売り”される可能性も浮上。テレビ局側の意向に沿った苦肉の策だが…。

【チームは激戦続き】

 11日に敵地での対広島3連戦(マツダスタジアム)の初戦に臨んだ原巨人は、3点リードで9回に投入した守護神クルーンがまさかの乱調。1点を献上したうえ、1打同点の危機に追い込まれたが、最後は越智を投入してなんとか逃げ切った。

 試合後、アンダーシャツを着替えてから報道陣の前に現れた原監督は「急に汗をかいたから着替えてきました。本来はクルーンが3人で片づけてくれればよかったが、越智の力を借りた」とおかんむり。それでも、結果的に2位中日との2.5ゲーム差はキープできたことだし、ファンにとってハラハラドキドキの展開は歓迎ともいえる。

 ただ寂しいのは、この3連戦のテレビ中継事情。11日と12日は地上波がなく、11日はCS放送の「Jスポーツ」、12日は同じくCSの「スカパー!」が独自チャンネルで中継するのみ。13日は、日本テレビ系列の広島テレビが地上波中継するが、広島県および周辺地区のローカル放送で、関東や関西のファンはCS放送「日テレG+」を視聴するしかない。

【1試合8千万円がネック】

 民放関係者によると、とりわけ12日の試合は最後まで、地上波はもちろんBS、CSからも買い手が付かず、一時はまさかの「巨人戦中継なし」の事態に陥った。

 そこで救世主として手を挙げたのが「スカパー!」。しかも、かつて日テレの名アナウンサーとして鳴らし、現フリーの小川光明氏(69)が実況を担当し、解説は広島OBで日テレ専属解説者の山本浩二氏、池谷公二郎氏が「スカパー!」の軒を借りて務めるという、異例の態勢を敷く。スカパー!関係者は「『プロ野球を盛り上げるため、巨人戦中継を守る』という意向で日テレさんと一致し、ご協力いただけた」というが、かつてのドル箱・巨人戦としては、何とも苦しい応急措置ではある。

 野球中継関係者は「巨人戦の放映権料は、他球団に比べると破格で、昨年まで1試合1億円、今季からは約8000万円といわれていますが、野球中継にスポンサーが付きにくいこのご時世では、とてもペイできない額。早急に新しいシステムを作って移行することが避けられない状況です」と明かす。

 地上波でゴールデンタイムにあたる巨人戦のナイター中継は年々減少(別表)。系列の日本テレビに限っても、今季の巨人主催試合の中継予定は26試合(昨年比16試合減)で、そのうちナイターは15試合(同18試合減)に過ぎない。

 そんな中、現在の巨人中継は通常「パッケージ」と呼ばれ、当該試合の放映権を獲得したNHKもしくは民放キー局が、地上波からBS、CS、ワンセグ専用放送に至るまで自由に放送形態を選択できるシステムをとる。いずれにしても、約8000万円のワンプライスだ。

 ところが、「来季へ向け、巨人サイドには『地上波、BS、CSなどの放映権をそれぞれバラ売りした方が、巨人にとって利益が上がるのではないか』との意見があるそうです。CM料の安いBSやCSが単体で払える放映権料は、当然ながら地上波とは1ケタも2ケタも違うわけですから」(日テレ関係者)と新たな展開を見せつつある。

 つまり、放送する側の規模や形態、意向に沿って、価格を設定。地上波よりもBS、さらにCSと価格を下げていく新システム。これまで完全に巨人サイドの売り手市場だった巨人戦の放映権料が、買い手市場に近付く逆転現象が起こるというのだ。ただ、巨人サイドとしても、1試合で地上波、BS、CSと3者の買い手が付く可能性もあり、より効率的な薄利多売方式ともいえる。

 「20代、30代はサッカーだが、10代は野球に対する興味が強い。あと5年我慢すれば、野球人気は復活する」との希望的な観測もある。日本野球の将来のため、どんな方策を施しても、巨人戦中継は維持してもらいたいものだが…。

ZAKZAK 2009/08/12

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