ジブリ入場券を大量に買った主婦逮捕
ネット上でダフ屋行為

 アニメ映画「千と千尋の神隠し」などで知られる宮崎駿監督が館主を務める「三鷹の森ジブリ美術館」(東京都三鷹市)の入場券を転売目的で大量に購入したとして、警視庁生活安全特捜隊などは22日までに、都迷惑防止条例違反(ダフ屋行為)の疑いで東京都府中市小柳町、主婦塩田和子容疑者(33)を逮捕した。

 同容疑者は入場券をインターネットのオークションで転売しており、ネット上でのダフ屋行為の摘発は全国で初めてという。

 調べでは、塩田容疑者は昨年11月20日、府中市内のコンビニでジブリ美術館の入場券106枚(1枚1000円)を転売目的で購入した疑い。

 塩田容疑者は2枚1組のペア券を最高で定価(2000円)の約7倍の1万4500円で販売していた。「高く売れたのでやめられなくなった。買い物代などに充てた」などと供述しているという。

 ジブリ美術館では「となりのトトロ」のキャラクター縫いぐるみなどを展示しているほか、スタジオジブリのアニメ制作過程を紹介。昨年10月にオープンし人気を集めており、混雑を避けるため1日限定2400人の予約制を導入している。

 入場券はコンビニで購入できるが、発売初日に大量購入する人が増え、ネットオークションでも高額で取引されるなど問題になっていた。

 宮崎駿監督の長男の宮崎吾朗・三鷹の森ジブリ美術館館長の話 インターネットで転売されていることは知っていたが、どうにもできなかった。これを機会に入場券を転売する人がいなくなって、美術館に本当に来たい人が入場券を買えるようになってほしい。

ZAKZAK 2002/01/22