民放テレビ局の春の番組改編で、1日から新司会者による朝のワイドショー、情報番組がそれぞれスタートし、激戦が繰り広げられている。
視聴率トップを快調に走っているフジテレビの「とくダネ!」(月−金午前8時)に対抗し、追随する日本テレビが峰竜太=写真右、麻木久仁子を投入して「ザ・情報ツウ」(月−金午前8時半)をスタート。これに負けじとテレビ朝日が「スーパーモーニング」(月−金午前8時)に、前田吟=同左、高橋真紀子アナウンサーを起用して巻き返しを狙っているというのが今回のワイドショー戦争の構図。
初回1日の視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ)で比較すると、フジ7.6%、日テレ7.3%、テレ朝4.1%。4日にはフジ8.6%、日テレ7.3%、テレ朝5.2%。それぞれ前番組と比較すると、日テレが数字を伸ばし、テレ朝が苦戦している。
作家の麻生千晶氏は、各メーンキャスターの起用と、司会ぶりをこう評価する。
「峰さんと麻木さんはとても手慣れている。峰さんは下卑たところもあるが、オーバーな驚き方など受けのうまさが目立つ。麻木さんは実力があり、主婦層の気持ちをよく理解している。テレ朝は後発で焦りを感じる。前任の蟹瀬(誠一)氏が硬派趣味で数字が取れないとなると、前田さんでは支離滅裂。『渡る世間は鬼ばかり』や『寅さん』などで有能なバイプレーヤーだが、メーンを張るには脇役のイメージが強い」。
一方、ここ数年朝の時間帯の強化を課題にしているTBSは、元フジテレビアナウンサーの露木茂氏=同右=を起用して、情報番組「おはよう!グッデイ」(月−金午前6時)を立ち上げた。こちらも出足は苦しそう。
「フジテレビのイメージが染み付いていることと、定年でやめた人なので、早朝に見る顔としては痛々しい。たれ目もそのイメージを強調している。ただ、しゃべりはさすがに慣れていて、大事件や大事故があったときには強みを発揮しそう」と麻生氏。長い目でみると、TBSの巻き返しもありそうだ。
ZAKZAK 2002/04/08