「ショムニ」課長と最後のお別れ
伊藤俊人さんの葬儀・告別式に多数参列

伊藤俊人さん  くも膜下出血のため40歳の若さで急死した俳優、伊藤俊人さん=写真左=の葬儀・告別式が29日、東京・中野の宝仙寺で営まれ、7月3日スタートのフジテレビ系ドラマ「ショムニ ファイナル」で共演するはずだった俳優仲間やファンら約600人が“課長”とお別れした=同下

 「ちょっとだけ、しんみりして、陽気に送り出してあげよう」

 劇団「東京サンシャインボーイズ」で伊藤さんと共に活動し、葬儀委員長を務めた脚本家、三谷幸喜氏(41)は、舞台人の旅立ちらしく、劇団や俳優仲間が思い出を次々と語る“演出”で送り出した。

伊藤俊人さんの葬儀・告別式  BGMに、伊藤さんが好きだったモンキーズの「デイ・ドリーム・ビリーバー」が流れる中、まず三谷氏は「人には2つの死がある。物体的な死と、友人から語られなくなったときの死です。ぼくたちは、いつまでも語り続けます。サヨナラという言葉は使いたくない。舞台や劇場と同じように、お疲れ様と言わせてください」とあいさつ。

 続いてトークが続いた。「伊藤チンほどアダルトビデオを語れるヤツはいなかった。お前の勧めた『全裸ドッジボール』は良かった」(小林隆)、「お前のダジャレ『壁に耳ありクロード・チアリ』には、かなわなかった」(相島一之)、「部屋にカップがなくて、お茶碗でコーヒーをいれてくれたことがあったね」(西村雅彦)、「ショムニで、ちょっと人事異動がありまして、また事件が起こりそうです」(戸田恵子)

 遺体には「ショムニ」の収録で出合い結婚した妻でスタイリストの栄子さん(34)が見立てた黒いスーツが着せられ、棺には、台本や好きだった宝塚のパンフレット、タップシューズが収められた。

 関係者によると三谷氏は再来年手がけるNHK大河ドラマ「新選組!」に伊藤さんを起用したい意向だったという。

ZAKZAK 2002/05/29