ウルトラマンコスモス、復活あるか?!
ムサシ隊員役の杉浦太陽釈放

杉浦太陽  弟の友人にけがをさせ、現金を脅し取ったなどとして、先月14日、大阪府警に傷害、恐喝容疑で逮捕された「ウルトラマンコスモス」の主役、春野ムサシ隊員を演じていた杉浦太陽=たかやす、写真=(21)が2日、処分保留のまま、釈放された。大阪地検は傷害容疑については嫌疑なしで不起訴、恐喝容疑も「被害者が処分を望んでいない」として、近く起訴猶予処分とする方針だ。果たして、ウルトラマンは帰ってくるのだろうか。

 府警によると、杉浦は平成12年10月17日、大阪府守口市内の駐車場に弟の友人(20)を呼び出し、「金を払う約束を破った」などと暴行。3週間のけがを負わせ、現金45万円を脅し取ったとされていた。

 ところが、当日、杉浦は映画の撮影のため、東京におり、大阪にはいなかったことが判明。同年12月の暴行は認めたが、けがは「鼻血程度」だったという。

 さらに、弟の友人は、けがが別グループによるもので、金は杉浦やその家族から盗んだ金を返しただけ、などとする陳述書を杉浦の弁護士を通じ、大阪地検に提出。府警は陳述書について、「(杉浦サイドの)弁護士がワープロ打ちの下書きをもとに書かせたもの」と説明している。

 府警は「捜査は適正に行われた」としているが、一部では「任意同行もせず、いきなり杉浦さんを逮捕するなど捜査がずさんだった」との批判の声も上がっていた。

 「ウルトラマンコスモス」は、杉浦逮捕を受け、放送を打ち切り。その後、「子供に説明できない」などとする保護者らの声を受け、2週にわたって特別総集編を放送し、ストーリーを完結させた。

 だが、杉浦の出演シーンは全面カット。歴代シリーズの核ともいえる変身シーンがないまま、唐突にコスモスが登場するなど、極めて不自然な内容だった。

 一方、杉浦の所属事務所は一部スポーツ紙に「警察は許せない。将来ある男優の人権を無視し、日本は法治国家なのか」と警察の捜査を批判。社長は国家賠償請求も示唆している。

 未放送の本編や関連商品など関係各社の被害総額は、2億円の“ウルトラ級”ともされた。

 毎日放送では、新番組「ウルトラマンネオス」への移行をすでに決め、「現時点では新たな対応は発表できない」としている。杉浦が“帰ってきたウルトラマンコスモス”になれるのか、注目される。

ZAKZAK 2002/07/03