大魔神復活! 再出発「大映」の目論見
夢は大きく、ガメラのハリウッド進出

「大魔神」  映画会社の老舗・大映が、親会社の徳間書店による営業資産譲渡によって、角川書店のもとで再出発することになった。映像ビジネスに積極的な角川グループだけに、期待されながら実現しなかった「大魔神」=写真=や、人気キャラクター「ガメラ」の復活もありそうだ。

 角川が手に入れた大映の資産は、東京都調布市の大映スタジオに加え、「羅生門」「地獄門」「座頭市シリーズ」といった名作から「Shall we ダンス?」「CURE」と海外でも評価が高い最近の邦画、さらに広範囲なキャラクタービジネスが計算できるガメラや大魔神などのコンテンツ。

 角川歴彦・角川書店会長は22日の会見で、「映画は作り続けないと意味がない」と語り、旧作のリメークに加えて、「ガメラや大魔神はウチのオタク的編集者が喜びそうで、ますます発展させていく。CGで大魔神を見てみたい」と、早くも大魔神復活を宣言した。

 角川製作のホラー映画「リング」が、ハリウッドでリメークされて今秋公開されることもあり、ガメラや大魔神のハリウッド進出の可能性も。

 徳間書店社長で、昭和46年に倒産した大映を引き受けた故・徳間康快氏は、「金は出すが口は出さない」と現場主義を貫き、数々の名作を送り出した。対照的に細部に至るまでチェックを欠かさない角川会長をトップに迎え、大映がどう生まれ変わるか、注目だ。

ZAKZAK 2002/07/23