父“阪妻”偲び、田村4兄弟TV初出演
「お互い老けたな」…来年は没後50年

阪東妻三郎さん
阪東妻三郎さん
 200本以上の映画に主演し、日本映画最大のスターといわれる“阪妻”こと故阪東妻三郎さん(享年51)をしのぶNHK特番「駆けよ、バンツマ(仮題)」(衛星2、来年1月14日午後8時5分予定)収録のため、息子の田村4兄弟が28日、都内に集合した。

 田村兄弟といえば、俳優の高廣(74)、正和(59)、亮(56)の3人が知られるが、実は4兄弟で、そろってテレビに出演するのは初めて。

田村4兄弟
田村4兄弟
 注目の「もう一人の兄弟」は、二男の俊麿(としま)氏(64)=同右から2人目。現在は川崎市内の建設資材会社役員で、少年時代には映画にも出演していたが、「映画は待ち時間が長いし、演技をする仕事は自分には合わない」と“引退”した。

 その後、昭和51年にNHKの阪妻23回忌記念ドラマに出演したものの、それも4半世紀以上も前で、NHKでも詳細はわからないほどだった。

 今回の番組も当初は、3兄弟の予定だったが、高廣が「どうせやるなら4人で」と俊磨氏に声を掛け、実現。いずれも阪妻さんの面影を残しているが、最も似ているのは俊磨さんだという。

 4人が顔を合わせるのは、母親が亡くなったとき以来9年ぶり。お互いに「老けたな」などといいながらも、父親の思い出話で盛り上がる。

 俊磨さんは、「それぞれの思い出を改めて再確認した。照れ屋で、オヤジって感じではなかったが、将棋をよく教えてもらった」と振り返り、他の3人も「僕はよく風呂をわかしてもらった」(高廣)、「怖い存在だった」(正和)、「祇園の芸者や弟子を呼んだり、お祭り騒ぎしている様子を思い出す」(亮)などと語り合った。

 阪妻は、来年没後50年を迎える。

ZAKZAK 2002/11/29