大河超える!「坂の上の雲」ドラマ化
司馬作品、NHKが初の映像化

海老沢勝二会長
海老沢勝二会長
 NHKの海老沢勝二会長(68)が9日の定例記者会見で発表した“スペシャル大河ドラマ”が話題になりそうだ。通常の大河ドラマとは別に、それをしのぐ態勢で制作し、平成18年の放送を目指すというものだが、この年は本チャンの大河ドラマが“小河ドラマ”になる!?

 この日の会見で海老沢会長は、「大河ドラマとは別立てでスペシャル大河をつくる」と説明。故司馬遼太郎氏の長編小説「坂の上の雲」を原作にNHKが総力を挙げて最高のクオリティを追求することを宣言した。

 「坂の上の雲」は昭和43年から47年まで産経新聞に掲載され、好評を得た小説。日露戦争の時代を生き抜いた男たちの姿を司馬氏が10年の歳月をかけて書き上げた小説で当時大好評を博した。

 NHKは約30年にわたり映像化交渉を続けており、実は海老沢会長もNHKの関連会社「NHKエンタープライズ21」社長時代も、映像化の申し入れを断られたことがあるいわくつき。それだけに力の入り方も違う。

 放送は1回75分で約20回と、約50回の大河ドラマに比べて回数こそ少ないが、「スペシャル大河のためにプロジェクトチームを作り、議論を尽くし、練りに練ったものを作りたい」と、海老沢会長は時間と制作費に糸目をつけない覚悟。

 何だか、まぎらわしいことになりそうだ。

ZAKZAK 2003/01/10