勝ち組は…10月のドラマの“戦況”明らかに
フジ「白い巨塔」、TBS「末っ子長男姉三人」人気

 民放の10月ドラマが、先週までにほぼ出そろった。人気はフジテレビの「白い巨塔」(木曜午後10時)、TBSの「末っ子長男姉三人」(日曜午後9時)の2本。各局の現状をのぞくと−。

 「白い…」と「末っ子…」の初回視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、それぞれ22.8%、18.6%。ドラマ離れが進む中で、高視聴率といえる数字だ。

 リメークの「白い…」は唐沢寿明、江口洋介、黒木瞳らを起用した本格派ドラマ。この枠の初回視聴率では、平成4年の「愛という名のもとに」の23.1%に次ぐ好記録といい、「社会性の強い本格派ドラマが支持されたことは大変うれしい。さらに、普段ドラマをごらんにならない方々にもぜひ見ていただきたい」と担当の和田行プロデューサー。大人が見られる本格的なドラマ作りが成功の秘密のようだ。

 また、姑と小姑3人がいる末っ子長男夫妻を岡田准一と深津絵里が好演している「末っ子…」は好調の日曜劇場枠。日曜日の家族だんらんを狙った路線が定着し、今回も成功している。

 一方、この秋はテレ朝が大健闘。「相棒」「トリック」の初回は17.0%と17.8%で、今クール(10−12月)新ドラマの3、4位だった。

 「映画、特番にもなったシリーズで知名度、根強い人気に加え新しい視聴者も獲得できた。万年4位といわれてきたが、8月にはTBSを抜き、来年のトップグループ入りが見えてきた」とテレ朝関係者は鼻息も荒い。

 ただ、そのテレ朝にしても、前クールで「特命係長・只野仁」がヒットした深夜ドラマ枠(金曜午後11時15分)の「独身3!!」はやや低迷。掘り当てた“鉱脈”のお色気路線からソフト路線に戻したのが災いしたか。

 ドラマ不況も根強く、近年ドラマ低迷の日本テレビは、「あした天気になあれ。」「ライオン先生」「共犯者」の3本とも10%未満。TBSも前クールの打ち切り枠「恋文・私たちが愛した男」「エ・アロール」「マンハッタンラブストーリー」は引き続き苦戦中。巻き返しはあるのか。

ZAKZAK 2003/10/25