 「フィンガー5」のボーカル・玉元晃 |
70年代の歌手が再び注目されているなか、また一人、元アイドルが復活した。あの「フィンガー5」のボーカル、玉元晃(42)。今年バンドを立ち上げ、17年ぶりに本格的な音楽活動を再開。今月7日には東京・港区の新高輪プリンスホテルで「フィンガー5」の“1日だけの再結成”ライブも開く。
昭和48年、「個人授業」でデビューした沖縄出身の5人兄妹グループ。なかでも当時12歳の晃は長髪にトンボめがね、女の子のようなハイトーンボイスで人気だった。その後も、「恋のダイヤル6700」「学園天国」とヒットを連発。
音楽修業で1年間渡米もしたが、これを契機に人気は下降し、53年に解散。25歳まで三男の正男(44)とバンド活動をしていたものの生活苦で仕事を転々とし、音楽からも遠ざかっていた。
だが、勤めていた会社が不景気でリストラを始めたのが転機になった。「友人が『同じ苦労するなら、好きなことやって苦労しろよ』と言ってくれて決断した」と音楽活動を再開した。
昨年から貿易会社で宣伝部長を務める傍ら、ボイストレーナー教室を立ち上げ、今年8月には5人組バンド「AKIRA・A−Group」を結成。ギター兼ボーカルの“AKIRA”として始動した。
「CM制作の裏方、電気店、大工まで経験しました。今は好きなことをしているので『目が輝いている』といわれます」と晃。都内で開催しているライブはハードロックからバラード、R&Bまで聴かせ、毎回満杯。往年のファンが子供連れで来るほか、新しい女性ファンも増えた。
フィンガー5の再結成ライブは今年1月に全180曲を収録したコンプリートアルバムが発売され、即完売の人気だったことからの企画。
「最近の音楽チャートはポップスばかり。当時はアイドル、ロック、フォーク、演歌が全部あって音楽の幅が広かったし元気がよかった」と晃。喝を入れてほしい人は再結成ライブに集合だ。
ZAKZAK 2003/12/06