公開中のゴジラ“興行SOS”…前作比30%減も
「ハム太郎」がとっとこ応援も…

ゴジラ  公開中の「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」(手塚昌明監督、16日まで)の興行成績が前作比約30%も落ち込みそうなことが14日までにわかった。今年11月に誕生50年を迎え、製作・配給の東宝では記念作も公開予定のゴジラだが、「これでは景気づけにならない…」と不安の声も上がっている。

 今回のゴジラは併映の人気テレビアニメ「とっとこハム太郎」劇場版とともに、「ラスト・サムライ」「ファインディング・ニモ」といった洋画の正月大作を迎え撃つ日本映画代表として先月13日に公開された。

 しかし、入りは芳しくなく「170万人動員、興収19億円の前作『ゴジラ×メカゴジラ』の7割弱。苦戦している」(東宝幹部)。数字は「ハム太郎」と合わせたものだけに、ゴジラの人気凋落か、ハム太郎で客が呼べないのかは、「これから分析したい」(同)とはいうが、ゴジラの“パワーダウン”は否定できない。東宝にとっては、今年最大の目玉である宮崎駿監督の「ハウルの動く城」公開延期に続くショックだろう。

 ゴジラとハム太郎の併映は3年連続。東宝は双方のファンを取り込もうと、劇場でハム太郎とゴジラが合体した「ゴジハムちゃん」なるマスコットを配るなど、動員増につなげてきた。最初の「ゴジラ・モスラ・キングキドラ 大怪獣総攻撃」こそ、相乗効果で240万人動員、興収27億円を上げ、単独作の2倍以上の成績となった。

 それが今回は「同じファミリー向けの『ニモ』の次をねらったものの、ニモを2回以上見る人がいてワリを食った」(興行関係者)格好で、「ゴジハム」効果も3年目ではがれた。「ハム太郎人気もピークアウトしており、次作はゴジハム路線の変更を迫られるだろう」(同)との見方も浮上している。

 ゴジラシリーズは、70年代に2度の観客動員100万人割れ後、丸8年新作がなかった時代がある。50周年記念作後、ゴジラが再び長い眠りにつく事態もあるのか。大リーグ・松井秀喜の活躍に刺激され、巻き返しを期待したいところだ。

ZAKZAK 2004/01/14