「西部警察」ロケ事故で石原プロ専務ら書類送検へ
愛知県警が方針固める

石原プロモーションの小林正彦専務
石原プロモーションの小林正彦専務
 昨年8月、テレビ朝日系のドラマ「西部警察2003」のロケ中にスポーツカーが見物人に突っ込み、5人が重軽傷を負った事故で、愛知県警港署は5日までに、業務上過失傷害の疑いで石原プロモーションの小林正彦専務(68)と、運転していた俳優の池田努さん(25)を近く書類送検する方針を固めた。

 調べだと、事故は昨年8月12日午後2時20分ごろ、名古屋市港区内の自動車用品店駐車場で起きた。スポーツカー2台が事件現場に急行する場面の撮影で、池田さんの車が急発進したところ、駐車車両に接触。さらに見物人の列に突っ込み、男性ら4人が足の骨を折るなどの重傷、1人が軽傷を負った。

 池田さんが「いいところを見せたくてアクセルを踏みすぎた」と供述していることから、同署ではスピードの出し過ぎで後輪が滑り、車が制御できなくなったとみている。

 撮影はリハーサルもスタントマンもなしに行われ、衝突現場と約600人いた観客の間はわずか10メートル。ロープや柵などもなかった。小林専務は「石原軍団の大番頭」といわれる名物プロデューサーだが、ロケの安全確保を怠ったと判断された。

 「西部警察−」は、テレ朝の開局45周年を記念して19年ぶりに復活する予定だったが、事故で制作打ち切りになった。

ZAKZAK 2004/02/05