バンドが抱える悩み…「ヒス・ブル」ナオキ逮捕

強制わいせつで逮捕されたHysteric Blueの「ナオキ」こと赤松直樹容疑者(右)。メンバーのたくや(左)とタマ(中央)は絶句…
強制わいせつで逮捕されたHysteric Blueの「ナオキ」こと赤松直樹容疑者(右)。メンバーのたくや(左)とタマ(中央)は絶句…
 男女3人組人気バンド「Hysteric Blue(ヒステリック・ブルー)」のメンバー、ナオキこと赤松直樹容疑者(24)が強制わいせつなどの疑いで警視庁に逮捕された事件が衝撃を与えている。強制わいせつという事案に加え、音楽シーンにおけるバンドが抱える問題の一端もうかがわせるからだ。

 事件は2月1日深夜、東京・目黒区の東急東横線都立大学駅前から帰宅途中の20代の女性を追跡し、女性が自宅マンションに入ったところを襲ったというもの。

 同バンドは女性ボーカル、Tama(23)、ドラムスのたくや(23)、ギターのナオキが平成9年7月に結成。10年10月にデビューし、11年1月発売の「春〜spring〜」が約70万枚のヒットに。同年のNHK「紅白」にも初出場した。

 「評価が高かった楽曲の多くはたくやが手がけていた。ナオキはお調子者といった感じ。場違いに高そうなバーに出入りしたり、高級マンションに住んだり、ちょっと背伸びをする所もあった」と音楽雑誌編集者。

 親交があったアイドルウオッチャーのジミー氏も「いいヤツだけど、デリケートな面もあって人に写真を撮らせない。それでいておしゃれには気を使い目立ちたがる。寂しがり屋なんだ」。

 また、ジミーは「『メンバーとは仕事以外では一緒に行動しない』といい、ギクシャクしてたのもストレスだったか」とみる。13年には「自殺未遂」騒動も起こしている。事件は個人の問題だが、一方ではこんな見方も。

 「近年、インディーズ系の台頭でメジャーバンドも短命傾向に。彼らはデビュー7年目だが、5年目から10年目ぐらいが一番つらいとき。ましてデビュー翌年に『紅白』出場など華やかだっただけに、目立たなくなったことで精神的にも参っていたのでは」(音楽評論家の反畑誠一氏)

 “ヒス・ブル”は昨年9月から活動を休止しているが、前出の編集者は「トップにいるのはほんの1、2年。その後は、ソロや他のバンドでやっていくしかない。たくややTamaはともかく、直樹は将来についてもいろいろと悩むところがあったと思う」。

 何の言い訳にもならないのはもちろんだが…。

ZAKZAK 2004/03/05