イヌイットの血管守る「オメガ3」

2015.02.18


「オメガ3 おもひでサプリ」(1日5粒20日分、税込み1944円)【拡大】

 最近、オメガ3という言葉をよく耳にしませんか。魚油に含まれているDHAやEPAが有名ですね。エゴマ(シソ)や北海道産の亜麻の種子から作られる亜麻仁油に含まれているα−リノレン酸もオメガ3です。健康のため意識して摂(と)るべき必須脂肪酸として位置づけられています。

 オメガ3が注目を浴びたきっかけは北極圏で暮らすイヌイット(エスキモー)の食生活でした。肉食なのに心疾患や脳血管疾患にならないのはなぜか。すなわち、血管がピチピチしているという謎に1970年代、世界中の学者が注目しました。

 答えはオメガ3を多く摂っているからです。イヌイットが暮らす北極圏では気温が低すぎるため野菜を栽培することができず、必然的に食生活は肉食中心。イヌイットたちの肉の摂取量は世界一ともいわれますが、とくに脂肪の多いアザラシを食べています。

 野菜や魚もあまり食べないので動脈硬化になりそうなものですが、イヌイットには心筋梗塞や脳梗塞が少ないという事実。肉をよく食べる欧米人たちにとっては不思議でした。ところが、アザラシの肉にはEPAやDHAなどのオメガ3が豊富に含まれていたのです。

 その後、オメガ3の研究がすすめられてEPAは血液をサラサラにしたり、中性脂肪を下げる効果があることが判明しました。

 私は1990年頃からEPAの血流改善効果の研究をしてきました。赤血球の膜をしなやかにすることが分かり、脳細胞に酸素をたっぷり送ることができます。DHAには脳の神経物質を活性化させる効果があり、認知症予防にもなりそうであることが注目されています。

 最近、EPAやDHA、さらにα−リノレン酸などのサプリメントが急速に広まってきたのは、“認知症”がキーワードかもしれません。

 ■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。慶應大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。

 

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