働き盛り世代に多い「突発性難聴」 原因は血流障害かウイルス? (1/2ページ)

2015.02.26

 3月3日は「耳の日」。50代を中心(約6割)に、働き盛り世代に発症が多いのが「突発性難聴」だ。年間受診者は約3万5000人と推計されている。発症から2週間以上放置すると治りが悪い。耳の聞こえの異常には十分注意しよう。

 【原因不明の難聴】

 耳の音を感じる部分(内耳・聴神経)の障害で起こる難聴を「感音難聴」という。そして、急性の感音難聴のうち、原因がはっきり分からない病気を突発性難聴と呼ぶ。東京医科歯科大学附属病院・耳鼻咽喉科(難聴外来)の野口佳裕講師が説明する。

 「考えられている原因で有力な仮説は2つ。(1)耳の中の血流障害説と、(2)ウイルスによる感染説です。糖尿病や高血圧、心疾患などの基礎疾患がある人に多いといわれますが、明らかな因果関係は分かっていません」

 生活調査では、不規則な生活、ストレス、疲労、多量の飲酒、西洋型の食生活などで発症が多い傾向がみられるという。

 【鑑別難しい症例も】

 検査は、耳鏡検査、聴力検査、眼振検査(めまいの検査)、MRI検査などを行い、他の症状の似た病気(急性感音難聴)との鑑別をする。

 「特に鑑別が必要な病気は、内耳に何らかの原因で穴が開き、そこから外リンパ液という液体が中耳に漏れてくる『外リンパ瘻(ろう)』です。通常、ダイビングや飛行機の搭乗、はなをかむなど圧外傷で起こることが多いのですが、中には明らかな原因・誘因がない症例もあるからです」

 突発性難聴と診断されて、治療をしても症状が改善しない症例の中には、外リンパ瘻がまぎれていることも十分考えられる。もし、外リンパ瘻で数週間も放置されていなければ、手術で治る可能性があるという。

 

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