頭痛 筋緊張型にその他の原因が重なって

2015.07.08


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 「頭痛持ち」を自称する人は多い。特にパソコンに接する時間が長いほど、そのリスクは高まる。ならばパソコンをやめれば頭痛が治るのかといえば、そうともかぎらない。頭痛の原因は多種多様。決めてかかるのは危険だ。

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 Yさん(30)はこの数週間、ひどい頭痛に悩んでいた。かぜで熱が出たときなどに、人並みの頭痛を経験したことはあるが、それとは明らかに質の異なる痛みが後頭部から頭全体を支配する。

 朝から晩まで、基本的に痛みは持続しているが、それでも差はある。比較的軽い時は痛みを忘れることがある半面、ひどい時には頭を抱えてうずくまるしかなくなる。うずくまったところで痛みが引くわけではないのだが、「ただいま頭痛中」という周囲へのアピールにはなる。

 あまりの痛みに耐えかねて、病院の脳神経外科を受診。MRIなどの画像検査を受けたが異常は見つからない。下された診断名は「ストレス性の頭痛」というものだった。

 「正式な病名ではないものの、他に言いようがないんですよ」と語るのは、防衛医科大学脳神経外科教授の森健太郎医師。

 精神的なストレスから起きる頭痛では、肩こりなどから起きる「筋緊張型頭痛」が知られているが、森医師によると「それ以外の要因が関与しているケースが少なくない」という。

 「筋緊張型頭痛は首や肩に力が入って起きる頭重感が痛みに発展するもの。しかし、ストレスの多い人は、これに寝不足や生活習慣の乱れが重なり、さまざまな要因から頭痛を引き起こしていることが多い。1人の頭痛患者にいくつもの原因が重なり合っているのです」

 パソコンによる目の疲れも当然原因の1つだが、それを取り除いたからといって治るとはかぎらないのは、そうしたことによるものなのだ。

 「まずはストレスから離れることが先決ですが、難しい場合は弱い精神安定剤を使うこともある。いずれにしても、画像診断で問題がなければ、それでまず安心することが、頭痛から脱却するための第1歩です」(森医師)

 “ストレス”に浸りきるより、首や肩のコリをほぐす“ストレッチ”を心掛けましょう。 (長田昭二)

 

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