マイコプラズマ感染症 いつもと違うカラせきに要注意 (1/2ページ)

2015.11.26


マイコプラズマの電子顕微鏡写真(提供・国立感染症研究所)【拡大】

 かぜやインフルエンザにかかりやすい時期になってきたが、「いつもと違う激しいカラせき」が出るようならマイコプラズマ感染症という病気の可能性がある。すでに大都市部では流行のきざしがみられるので、怪しいせきには注意しよう。

 【免疫が過剰に反応】

 マイコプラズマ感染症の病原体は、「マイコプラズマ」という細菌に近い微生物だ。症状はかぜと同じだが、鼻症状(くしゃみ、鼻水)は少ない。発症当初は、タンの出ないカラせきが特徴。

 池袋大谷クリニック(東京)の大谷義夫院長(呼吸器内科専門医)が説明する。

 「感染経路はせきでうつる飛沫(ひまつ)感染です。体内に侵入した病原体が下気道(気管支や肺)で増殖すると、体の免疫が過剰に反応してしまい炎症が起こると考えられています」

 感染から発症するまでの潜伏期間は1〜3週間くらいという。

 【急速に重症化も】

 流行する場合は学校などで集団感染する子供の発症が中心になるが、大人が感染すると子供よりも重症化しやすいといわれている。

 「激しいせきで『夜眠れない』『せきが止まらない』といった気管支炎の状態になるので、素因を持つ人は引き続き気管支ぜんそくやせきぜんそくになる人もいます。肺炎を起こす割合は、最近のデータでは全体の5〜6%です」

 重症度は発症者の免疫反応が関係するので、受診が早ければ重症化しないともいえない。中には発症から3日で人工呼吸器が必要になる患者もいるという。また、まれだが心筋炎や髄膜炎などを併発すると命に関わるケースもある。

 

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