緊張すると汗びっしょり…「ほてり」の原因は“男性更年期”

2016.06.15

イラスト・メソポ田宮文明
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 ただでさえ湿気の多いうっとうしい季節に、顔から蒸気を上げて、オフィスの湿度を高めるお父さんがいる。なにゆえ顔がほてるのか−。背景には「年齢」と「ストレス」の微妙な関係が存在していた。

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 Kさん(48)は、緊張するとすぐに顔が赤くなり、全身からは大量の汗が噴き出す体質。若い頃はそんなこともなかったのだが、40代も半ばに差し掛かったあたりから、この症状が顕著に現れるようになってきた。

 会議や結婚式など、人前でしゃべらなければならない時などは、頭のてっぺんから滂沱(ぼうだ)の汗が流れ落ち、あっという間にシャツはビショビショ。それが恥ずかしくて、また汗をかく。

 Kさんの「緊張スイッチ」がひとたび「オン」になると、どんなに寒くても、あるいはクーラーが効いていても、一瞬にして全身がほてってしまう。なぜなのか。

 「男性ホルモンが減っている可能性があります」と語るのは、順天堂大学医学部附属浦安病院先任准教授で、メンズヘルスクリニック東京にも勤務する泌尿器科医の辻村晃医師。その仕組みを聞いた。

 「女性の更年期ほど急激ではないものの、男性ホルモンも加齢に伴い徐々に低下します。それに伴いホルモンバランスが崩れると、“LOH症候群”という、いわゆる“男性更年期”の症状を見せることがあるのです」

 辻村医師によれば、もともと男性ホルモンが減少しているところに、強い緊張や精神的なストレスが加わると、ホルモンバランスが大幅に乱れることから、体温調節ができなくなり、「ほてり」という症状につながるという。

 「テストステロンという男性ホルモンが減少している場合は、これを注射やクリームを塗って補充することで改善が見込めます。男性ホルモンが減少すると、ほてり以外にも疲労やED(勃起不全)、さらには鬱症状を見せることもあるので、気になる場合は、男性更年期に詳しい泌尿器科医に相談することをお勧めします」と辻村医師。

 ただでさえ蒸し暑いこの時期。ストレスから来る汗だけでも、止めておきたいものだ。 (長田昭二)

 

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