「自分で治す糖尿病」とは キーワード「しめじ」「えのき」で怖さ知る (1/2ページ)

2016.09.09

『糖尿病は自分で治す!』(福田正博著、集英社新書)740円+税
『糖尿病は自分で治す!』(福田正博著、集英社新書)740円+税【拡大】

  • <p>福田正博氏</p>

 初期段階ではこれといった自覚症状がないため、うっかり見過ごしてしまいがちなのが糖尿病。治療せずに放置すれば、死の危険に見舞われる事態も…。手遅れになる前に、まずはこの病気の本当の怖さについて知ることから始めよう。

 「しめじ」と書いて、「糖尿病の3大合併症」と読む。というと、何のことだがさっぱり分からない−と首をかしげる人が多いだろう。でも、「し」は神経、「め」は目、「じ」は腎臓と言えば、想像がつくのではないだろうか。

 そう、糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症と呼ばれる3つの合併症が生じる部位の頭文字を取ったものだ。

 難解な専門用語がずらりと並び、ともすると、途中で読む気がうせがちになるのが医療関連の本だが、今回紹介する『糖尿病は自分で治す!』(福田正博著、集英社新書)は難しいことを、覚えやすい例えや平易な言葉で解説しているので、読み進めるごとに、内容がスーッと腑に落ちてくる1冊だ。

 話を「しめじ」に戻そう。本書によると、糖尿病が原因で失明する人の数は年間約3000人。足を切断する人は約300人、また糖尿病腎症から人工透析に移行する人の数は、実に約1万5800人に及ぶ。

 これらは抹消の小さな血管の障害によって引き起こされる合併症だが、糖尿病によるダメージは大血管にも及ぶ。糖尿病の“第4の合併症”とされる動脈硬化性疾患は、大きな血管で血行不良が起きることで重要組織が機能不全に陥っていく、まさに「死」に直結した病態だ。

 これについては、「えのき」で覚えることを著者は提案している。すなわち、「え」は壊疽(えそ)、「の」は脳梗塞、「き」は狭心症とその先に控える心筋梗塞を指す。

 「高血糖によって引き起こされる新合併症(がん、認知症、鬱病、歯周病)との関連性や、血中の糖分を尿糖として排出する作用を持つSGLT2阻害薬という新薬の効果など、糖尿病治療の最前線も紹介しています」と語るのは、編集を担当した集英社新書編集部の金井田亜希氏。

 

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