安全性高い肌の再生医療を 患者自身の細胞を培養、注入

★RDクリニック大阪院長 野洌義則さん(41)

2014.04.18


野洌義則医師【拡大】

 大阪の中心、地下鉄御堂筋線・心斎橋駅から徒歩2分のビジネスビルにこの春オープンした「RDクリニック大阪」。肌の再生医療に専門特化した医療機関だ。

 ここで行われる治療は、患者自身の肌から細胞を取り出し、増殖・培養したものを患者の皮膚に注入するという内容。自然な形で皮膚を再生し、若返らせる治療法だ。美容整形とは異なり、患者自身の細胞を使うため、安全性の高いアンチエイジングが実現するという。

 院長を務める野洌(やす)義則医師は、最近まで生まれ故郷の滋賀県内で、地域医療の最前線でプライマリケア医として活躍していた異色の医師だ。

 「病気を選べない“何でも屋”のような存在でした」と笑う。だが今、取り組んでいる再生医療は、かけ離れた世界からの転身。きっかけは、自身が口の周囲にヘルペスを発症したことだった。

 「それ以前から皮膚や美容に興味はありましたが、自分が顔に皮膚疾患を経験して、真剣に考えるようになりました。皮膚のことを勉強するに従い、多くの場合、肌の悩みの背景に臓器の病気やメンタルの問題などが存在することを知り、自分の経験を生かせるのではないかと思うようになったんです」

 まだ歴史が浅い肌の再生医療。だからこそ医学的根拠に基づくガイドラインが必要だと野洌医師は訴える。

 「医学の世界では、10年、20年でスタンダードが変わっていく。この肌の再生医療も、10年後にはアンチエイジングのスタンダードになっている可能性は十分感じます」

 口調は穏やかだが、夢の実現への思いは熱い。肌の再生医療という新しい医療技術を大阪に根付かせるための、野洌医師の挑戦が始まった。 (長田昭二)

 ■野洌義則(やす・よしのり) 1973年、滋賀県生まれ。97年、自治医科大学卒業。滋賀医科大学第一内科(循環器・呼吸器内科)に入局し、同大附属病院や滋賀県内の公立総合病院に勤務。その後、竜王町国民健康保険診療所に勤務し、地域医療と在宅医療に従事。今月より現職。趣味は将棋観戦と音楽鑑賞。

 

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