決め手はセルフメンテナンス 腰痛座って治しましょう

2014.06.01


竹谷内康修(監修)「腰痛を治す本」(宝島社、税抜552円)【拡大】

 「一億総国民腰痛持ち」の時代。腰痛持ちの子供も当たり前のようにいる。腰痛には、座り方などの生活習慣や、椅子や寝具などの生活環境が大きく関係している。慢性化した腰痛には、生活改善やストレッチなどの日頃のセルフメンテナンスが効果的。プロ直伝の腰痛改善法を紹介する。

 腰痛関連の書籍は多過ぎて、どれに手を伸ばせばいいのかわからないという貴兄にオススメなのが、「腰痛を治す本」(宝島社)。監修者は整形外科医で、祖父、父の代から日本のカイロプラクティック治療に取り組む竹谷内康修(たけやち・やすのぶ)氏。痛みのシチュエーション別に、豊富な写真とともに腰痛解消法を解説している分かりやすい1冊だ。

 本書によれば、そもそも腰痛解消の基本は「痛みを出さないこと」。痛みが出るたびに腰はダメージを受け、腰痛は悪化の一途をたどっていく。この悪循環から抜け出すには、腰痛を回避するための姿勢や動作のコツをつかみ、痛みを予防することが肝心だという。

 例えば、オフィスで座っている時に腰が痛む人は、正しい座り方を習得し、時折姿勢をリセットすることが大切。正しい座り方とは、深く腰掛け、背もたれに寄りかかり、背中と腰の2点で背骨を支えた状態のこと。こうして背中からお尻全体で背骨を支えると、腰への負担は大幅に低下する。

 背もたれや座面にクッション性がある椅子選びも欠かせないし、30分に1回は立ち上がり、姿勢をリセットすることも心がけたい。

 立っているときに腰が痛む人は、脊椎を構成する椎骨と椎骨の間にある椎間板などが痛んでいる可能性が高い。そんな時は、体の重心を移動させることで、繰り返し同じところに負担をかけないことが大切。電車のつり革につかまる時は、両足で均等に立つのではなく、左右交互に重心を移動するのがポイント。

 また、腰痛持ちの多くは、背骨の動きが硬く、しなやかさが失われていると著者はいう。日頃のストレッチで腰を柔らかくしておくことが効果的だが、オフィスで座ったままできるストレッチがあるのだ。

 椅子に腰かけ、膝をかかえるように上体を折り曲げる。この姿勢を30秒キープすれば、十分な腰のストレッチ効果がもたらされる。

 一方、長時間デスクワークを行う人や車のドライバーなどは、夕方になると腰が痛む。この対処法は簡単。ポイントはこまめに姿勢を変えること。30分に一度立ってデスク周りを歩いたり、体の重心を頻繁に左右に移動するよう心がける。これに前述の腰を柔らかくするストレッチを取り入れれば、痛み予防になる。

 「腰痛は、悪い姿勢での日々のデスクワークなどが徐々に腰を傷めつけて引き起こるもの。重いものを持ち上げて腰痛になった、かがんだ時に腰痛が起きた、と訴える患者は多いですが、実はその前からすでに腰は悪くなっていて、持ち上げたりしたことは引き金に過ぎない。まずは正しい座り方を心がけることが大切」と著者。

 腰痛持ちのお父さん、書店へ急ぎましょう。 (砂川朋子)

■竹谷内式 正しい椅子の選び方 5カ条
・背もたれが直立しているより、やや後ろに倒れている
・背もたれや座面にクッション性がある
・背もたれに寄りかかることができる体格にあったサイズ
・両足が床につくよう座面が調節できる
・バランスボールを椅子代わりに使うのは避ける

 

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