片頭痛 対処の基本は「冷やす」 痛みの管理は専門医で

2014.06.19


雨降りの季節には頭痛が起きる…【拡大】

 頭痛(片頭痛)持ちの人は、梅雨の時季になると頭痛の頻度が増える。気圧変化が誘因になるからだ。しかし、中には肩や首のこりから起こる緊張型頭痛と思い込んでいる人もいる。自分の頭痛のタイプをよく知っておくことが大切だ。

 【天気予報より当たる】

 片頭痛は、脳血管が拡張し、炎症が生じて起こると考えられている。痛みの特徴は、こめかみの血管が脈打つように痛み、体を動かすと痛みが悪化する。頭痛に詳しい「山王クリニック」(東京・品川)の山王直子院長が説明する。

 「片頭痛を持つ患者さんは、『天気予報より当たる』という人が多い。それは雨が降る前になると気圧変化で血管が拡張するからと考えられています。他にも、ストレス、寝不足、寝すぎ、飲酒など。女性の場合は月経が誘因になります」

 寝だめをしようと、平日より長く寝る土日に限って頭痛がする「週末頭痛」の人は、片頭痛の疑いが強いという。

 【予兆は肩や首のコリ】

 片頭痛は体質的なもので、親にあると半数ぐらいが遺伝する。しかし、内科を受診しても肩・首の筋肉や神経の緊張で起こる緊張型頭痛と診断されたり、自分で「肩こりのせい」と思い込んでいる人も少なくない。

 「片頭痛のほとんどの人は頭痛がする前に肩や首がこる予兆があります。緊張型頭痛とは対処法がまったく逆なので、混同しないことが重要です。よく片頭痛の前兆にあげられる『視界にチカチカした光が見える』ケースは、むしろ少数です」

 対処法は、片頭痛では痛むこめかみをアイスノンやペットボトル飲料などを当てて冷やすのが基本。緊張型頭痛の場合は、逆にお風呂などで温まると痛みが楽になる。自分の慢性頭痛はどのタイプなのか、頭痛外来の専門医にきちんと診断してもらうことが大切だ。

 【薬物乱用に注意】

 片頭痛の治療は、生活指導で誘因を避け、頭痛が起きたときに使う薬や予防薬が処方される。

 「片頭痛が起きたときには、脳血管の拡張と炎症を鎮めるトリプタン製剤を使います。症状に合わせて内服、注射、点鼻薬があります。頭痛頻度が多い人には予防薬としてカルシウム拮抗(きっこう)薬や抗てんかん薬などがあり、頻度や程度を軽くすることができます」

 市販の鎮痛薬を使ってもいいが、月10日以上飲むと「薬物乱用頭痛」を起こす場合があり、薬を止めない限り頭痛が治まらない。上手な頭痛の管理法を専門医に指導してもらった方がいい。

 「片頭痛の人は若い時から頭痛持ちを自覚していると思いますが、普段と違う痛みを感じたり、急に頭痛が増えたら要注意です。脳腫瘍や脳血管障害など他の病気の疑いがあるので、必ず早めに受診してください」

 《片頭痛の特徴》
 ★仕事や日常生活に支障をきたす頭痛
 ★体を動かすと痛みが悪化する
 ★吐き気やおう吐を伴う
 ★光がまぶしい
 ★音や匂いに敏感になる
 ★入浴すると悪化する

 

注目情報(PR)

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!