広がる「スマホで健康管理」 服薬状況薬局と共有

2014.06.27


薬局の薬剤師がアプリを管理してくれる【拡大】

 2人に1人がスマホを持つ時代。それに伴ってあらゆる世代を対象にしたアプリが次々に発表されている。中でも中高年に人気というのが健康管理に役立つアプリだ。

 「血圧の薬を飲んでいるんですが、服用時間に会議が入っていたり、急な出張なんかあるとつい飲みそこなっちゃうんですよね」

 こう話すのは、サラリーマンの佐藤忠さん(50)=仮名。

 確かに、痛みや苦痛を抑える薬なら飲み忘れることもないが、尿酸値や中性脂肪を下げる薬など、つい飲み忘れるという中高年は多いだろう。しかし、それでいいはずがない。医師の処方にはちゃんとした根拠があるのだし、規則正しく服用していることを前提に診察しているのである。

 もちろん、そんなことはわかってはいるけど、忘れてしまうという人に力強いサポーターとなってくれるのが、アイセイ薬局の「おくすりPASS」というアプリ。服用時間になるとアラームとともに薬の画像と用量が画面に示される。また、服用後に画面の薬をタップすれば、服用記録が残るという、かゆいところに手の届く仕組みになっている。さらにこのアプリが優れているのは、その記録が自分だけで完結しないところだ。データは薬局にも届き、情報が共有される。

 「薬の飲み忘れを申告しないと、医師は効果が出ていないと判断して薬の量を増やしたり、変えたりします。結果、むしろ具合が悪くなることも。そこで薬剤師がデータを参照して服用状況を把握し、医師にフィードバックすることで、医師は適切な診断ができます」と、アイセイ薬局情報システム部の石川国夫次長。

 また、薬剤師は送られてきた情報を元にどんなときに飲み忘れているのかを分析。例えば昼食後に忘れていることが多ければ、朝夕の服用で済む処方を医師に提案することも可能だという。

 「服用記録を残すお薬手帳の機能も備えているので、重複投与の防止や飲み合わせの確認にも役立ちます」(石川氏)

 データはクラウド上で管理される。したがって、震災や水害で手帳を紛失しても情報はサーバーに残っているので緊急時でも適切な治療に生かすことができる。

 現在、データ共有の実証実験が行われているのは、アイセイ薬局日本橋室町店(東京)のみだが、今年の秋頃から1年ほどかけて全国展開していくという。

 ほかにもスグレもののアプリはある。忙しさにまぎれながらも健康への関心の高い人に注目されているのが、「HEALTHPLAYER(ヘルスプレイヤー)」。

 「スマホを持ち歩くだけで運動量を計算して消費カロリーを出してくれるんです。アプリを起動していなくてもバックグラウンドで勝手に記録してくれるので、これなら面倒な健康管理も続けられそうです」とは、営業職の田中正也さん(52)=仮名。

 このアプリ、体の揺れ具合から運動量を測定して、あらかじめ入力した性別や身長、体重、年齢と組み合わせて消費カロリーを弾き出すのだという。今はカロリー表示をする店や食料品が増えているので、それと照らし合わせて効率的に食事量を制限できると好評だ。

 

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