爪水虫レーザー治療 熱で白癬菌を直接叩く薬と違って副作用なし

2014.07.03


爪水虫のレーザー治療【拡大】

 ムレムレの革靴の中で水虫が猛威をふるう季節。原因の白癬(はくせん)菌が爪の中に住み着くと、塗り薬では治らない。治療の基本は飲み薬だが、持病薬との飲み合わせで薬が飲めない、効果が不十分などの場合、レーザー治療という方法もある。自費になるが選択肢の1つだ。

 【爪の色や形に注目】

 水虫は、皮膚の角質層や爪に多く含まれるケラチンというタンパク質を栄養にして生きている。爪水虫になると、爪が白癬菌の貯蔵庫になるので、足水虫が治らないばかりか、家族などにもまき散らす。順天堂大学講師で皮膚科「パレスクリニック」(東京・竹橋)の春山喜一院長が説明する。

 「塗り薬を使っているのに治らない、治ってもぶり返す。そんなガンコな足水虫に悪戦苦闘していたら、足爪に注目してください。爪甲(そうこう)の白〜黄色の濁りや形の変形があれば爪水虫の可能性があります」

 爪水虫自体にはかゆみなどの自覚症状がないので、気づかず放置している人が多いという。

 【薬が使えない選択肢】

 爪水虫の疑いがあれば、皮膚科で感染を調べてもらうことが重要になる。検査は爪を削って顕微鏡で見るだけ。10分程度で結果が分かる。

 「爪は硬いので、外用薬を塗っても爪の中まで効力が届きません。ですから爪水虫の治療は、通常、抗真菌作用のある経口薬を3カ月から半年かけて飲む内服薬が使われていて、有効率は80%ほどです。しかし、中には併用禁忌の持病薬を常用していて内服薬が使えない人、また肝機能障害や腎機能障害などの副作用を起こす可能性があり、通常は月1回の血液検査を行うので内服薬を使うのを嫌う人もいます。当院では、そのような患者さんを対象にレーザー治療を行っています」

 ただし、爪水虫のレーザー治療は欧米では認可されている治療法だが、国内では認可されていないので治療費は保険がきかず自費になる。

 【有効率は内服と同じ】

 レーザー治療は、「YAG(ヤグ)レーザー」という種類のレーザーを爪の外から照射する。所要時間は爪1本につき5−10分ほどだ。

 「美容皮膚科のアンチエイジング治療に使われているレーザーで、皮膚や爪でも7−8ミリの深さまで届きます。このレーザーの熱で爪の中にいる白癬菌を蒸散させます。爪がかなり厚い人は、爪を少し削ってから照射する場合もあります」

 これを1−2カ月に1回、5−6回を目安に繰り返す。費用は施設によって価格差が大きく、治療する爪の本数によっても異なるが、同院の場合でいえば1回の治療で1万円前後が必要だ。

 「有効率は内服治療と同じで80%ぐらい。レーザー治療の特長はほとんど副作用がないので副作用を気にすることなく、基本的にはすべての爪水虫に適応できる点です」

《爪水虫の症状の特徴》
★爪が白、黄色、茶褐色などに濁っている
★爪がボロボロと欠ける
★爪が厚くなる
★爪には、かゆみや痛みなどの自覚症状はない

 

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