東海大学医学部付属病院・整形外科 最先端の軟骨再生研究 (1/2ページ)

★東海大学医学部付属病院・整形外科

2014.11.12


東海大学医学部付属病院 整形外科【拡大】

 加齢などで膝関節の軟骨がすり減ると、骨同士がぶつかり合って変形し、痛みが伴い、うまく歩けなくなる。そんな変形性膝関節症の患者は、国内で2530万人と推計されているが、すり減った軟骨を再生させる治療法はこれまで一般的ではなかった。

 骨には再生能力があるが、軟骨にはないからだ。人工関節に置き換える方法は確立されているものの、耐久年数が15年程度ゆえに、比較的若い人は再治療が必要になることもある。そんな状況を一変させるべく、現在、新たな治療法として研究されているのが、細胞シートによる「軟骨再生」。体内から取り出した軟骨を細胞シートで培養し、膜状になった軟骨を関節に戻すと、失われた部分の軟骨が再生する仕組みだ。

 このオリジナルの治療法の研究で、国内外のトップランナーとなっているのが、東海大学医学部付属病院整形外科。

 「従来海外では、すねの骨の骨膜と細胞を一緒に用いた軟骨の再生法などはありました。しかし、精度や安定性、治療での身体負担などのデメリットがあるのです。それを解消するため、細胞シートで培養した軟骨を移植する研究を進めています」

 こう話す同科の佐藤正人教授(50)は、2006年に世界初の細胞シートによる関節軟骨修復の論文を発表した。さらに、自己の軟骨を採取して細胞シートで培養し、移植する臨床研究を2011年から3年間で8例行い、全て良好との結果を得ている。

 ただし、まだ研究段階。自己軟骨を培養するには、3週間程度の期間がかかり、少なくとも2度の手術が必要で、治療に時間がかかってしまう。それを克服すべく、現在、佐藤教授が研究を進めているのは、他人の軟骨細胞を用いた細胞シートでの再生医療。

 

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