吉田聡美先生 めざせ!ピンク色の歯茎

★吉田聡美先生

2014.12.04


吉田聡美先生【拡大】

 若い頃はピンク色だった歯茎の色が最近黒ずんできた。歯と歯茎の境目部分がなんだか黒くなってきた。歯茎の色が気になって自然に笑えない。こんな風に感じられている方は意外に多いのではないでしょうか。

 今回は歯茎の黒ずみの原因と対策、治療についてお話しさせていただきます。

 まず原因ですが、

 (1)メラニン色素沈着

 お肌と同様に、歯茎へメラニン色素が沈着すると歯茎全体が黒ずんでみえます。

 (2)喫煙

 たばこに含まれるタールによる黒ずみ。また、一酸化炭素やニコチンは血管を収縮し血流障害を招くため、歯茎が赤黒く見えます。

 (3)長年の差し歯やかぶせ物(メタルタトゥー)

 かぶせ物の土台で使用される保険適用の金属は、どうしても酸化、腐食しやすいため、長期間の使用により銀合金の成分が溶出し歯茎に蓄積されてしまいます。かぶせ物自体に金属が使用されている場合も同様です。また、かぶせ物の内側に使用されている金属が透けてみえてしまうことにより、歯と歯茎の境目部分が黒ずんでみえることもあります。

 (4)歯周病

 歯周病の症状が進行すると、はれて赤みを帯びていた歯茎が次第に黒ずんでみえてきます。

 1度黒ずんでしまった歯茎は自然には元へは戻りません。

 原因が(1)、(2)の場合、レーザー治療や専用のお薬(フェノール液など)の塗布治療により黒ずみを解消することができます(ガムピーリング)。

 喫煙が原因の場合は同時に、喫煙を控えていただくことも大切です。

 (3)のメタルタトゥーが原因の場合、使用されている金属が原因となるため、一般的にはセラミックなどのかぶせ物に交換することにより黒ずみの悪化を防ぐことができます。

 (4)の歯周病が原因の場合は、まずはやはり歯周病治療が最優先となります。

 歯茎の黒ずみは、黒ずみの原因を把握した上での適切な治療が必要となります。白い歯と同様、健康的なピンク色の歯茎で、爽やかですてきなお口元を目指しましょう。

 ■吉田聡美(よしだ・さとみ) 松本歯科大学歯学部卒業。神奈川歯科大学研修修了。都内歯科クリニック勤務後、モアナ歯科クリニック開業。現在に至る。(株)カロスエンターテイメント所属。

 

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