「90分の倍数」で目覚めスッキリは本当?

2015.01.31


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 「スッキリ目覚めるためには、90分の倍数で起きるのがよい」と聞くことがある。これってホント? ロフテー快眠スタジオの睡眠改善インストラクター・矢部亜由美さんに聞いた。

 「人は眠っている間に、『ノンレム睡眠(脳の眠り)』と『レム睡眠(体の眠り)』を何度か繰り返しています。眠り始めるとまずノンレム睡眠が現れ、その後、レム睡眠が現れます。ノンレム睡眠は眠りの深さによって4段階に分けられ、深い眠りである段階3、4のときは、非常に目覚めにくい状態です。逆に、浅い眠りの段階1、2や脳が覚醒状態に近いレム睡眠中は、比較的目覚めやすいと言われています。ノンレム睡眠とレム睡眠を合わせた周期は平均すると90分であるため、90分の倍数で起きると良いと言われています」

 でも、90分の倍数で目覚ましをかけても、なかなか寝付けず、ズレてしまうことは多々あるけど…。

 「そもそもこの『90分』というのにも個人差があり、80分周期の人もいれば100分周期の人もいるなど、人によって異なるんですよ」

 「90分周期」というのは、あくまで平均的な数値であり、90分にこだわる必要はないそう。しかも、その周期も、食事時間の違いや、日によっても異なると言う。

 また、「周期」にかかわらず、一定の睡眠時間は必要であり、どうしても眠いという人は、寝不足気味だという可能性もあるようだ。

 ちなみに、冬場は特に起きるのがつらいが、実はそれは自然なことらしい。

 「日照時間の関係で、冬場は睡眠時間が長くなりやすいんですよ」

 人は本来、まぶた越しにだんだん光を感じることで、徐々に目が覚めるもの。そのため、日の出の時間が遅くなる冬は、自然と目覚めの時間も遅くなる傾向があるということだ。

 冬場は特に断熱のために、厚いカーテンをしっかり閉めて寝ることも多いけど、もしかしてこれは目覚めにとってはよくないのかも?

 「確かに、日の光が入らないと、なかなか目が覚めないことはありますね。目覚めが悪い人は、朝日の入る方向のカーテンだけ少し開けるなどするとよいかもしれません」

 目覚めの悪い人は、光が差し込む方向をまずチェックしてみては?

 

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