うんちの色はナゼ茶色? 色やニオイは健康のバロメーター

2015.02.21


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 毎日いろいろなものを食べているにもかかわらず、うんちはみんな、色の濃淡はあれど、同じように「茶色」になる。なぜ「茶色」になるものなのか。

 ドリンクバーでいろいろな飲み物を混ぜ合わせると、ドブのような色になるけれど、それと同じような理屈だったりする? 都内の内科医に聞いた。

 「モノを食べると、食道から胃に入り、消化されて、小腸にいきます。小腸では栄養を吸収しやすくするために、消化液でドロドロの状態にします。実は、うんちが茶色になるのは、こうした消化液のひとつで、胆のうから出てくる『胆汁』のためなんです」

 つまり、胆汁が茶色をしているっていうこと?

 「胆汁には赤血球から作られた『ビリルビン』という成分があり、もともと黄緑色をしています。そして、このビリルビンが、腸内の酸やアルカリに反応すると、茶色に変化するんですよ」

 うんちは、食べた物のさまざまな色が混ざり合って、茶色になっているわけではなく、食べ物をドロドロにする消化液の成分が反応して変化した色なのだった。

 ところで、同じ茶色でも、日によって黄色っぽかったり、黒っぽかったりするけれど、体調とうんちの色の関係って?

 「良い状態のうんちは、黄色っぽい色です。これは、弱酸性の状態です。逆に、黒っぽいうんちが出るときは、悪玉菌が多いときで、弱アルカリ性の状態になっているんですよ」

 うんちが茶色じゃないときは、体調に注意が必要ってこと?

 「そうですね。黒いうんちが出るときは、鉄分が多いものを食べたときか、あるいは胃や十二指腸などから出血している場合が考えられます。また、赤いうんちは、痔(じ)を患っているか、大腸や直腸などのお尻の出口に近いところの出血が考えられます」

 ちなみに、うんちのニオイがキツイときは、「ストレスで消化機能が弱まり、タンパク質が腐敗したとき」や「腸内環境が悪く、悪玉菌が多いとき」などが考えられるようだ。うんちの色やニオイは、健康のバロメーターのひとつ。黒や赤のうんちが続いたり、ひどい悪臭が続いたりする場合には、医療機関を受診してみよう。

 

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