「寝る前の一服、一杯」はダメ? 眠りへの影響は…

2015.02.28


イラスト・メソポ田宮文明【拡大】

 仕事で疲れたときなど、そのまま寝るのではなく、寝る前にタバコやお酒でリラックスしたいという人もいる。

 なかには、「寝る前の一杯」や「寝る前の一服」こそが、至福のひとときという人もいるだろう。

 でも、これって眠りへの影響はどうなのか。リラックスできるから良い? ロフテー快眠スタジオの睡眠改善インストラクター・矢部亜由美さんに聞いた。

 「寝る前のお酒は、一時的な入眠作用はありますが、おすすめできません。深い眠りがとりにくくなるばかりか、お酒の利尿作用や覚醒作用によって、途中で目覚めたり、その後寝つけなくなってしまったりするのです」

 寝る前に飲酒すると、ほろ酔い状態で心地よく眠れそうだが、確かに途中でトイレに起きることも多々あるもの。そして、途中で起きると、その後眠れなくなってしまうこともある。

 「また、『寝る前の一杯』を続けていくと、耐性ができてしまい、同じ量では眠れないようになり、飲酒量が増え、アルコール依存症になってしまう危険性もあるんですよ」

 では、タバコの「寝る前の一服」だったらいい?

 「ニコチンには、リラックス作用とともに、覚醒作用もあります。そのため、タバコを一服してから寝ると、眠りの質を下げてしまう可能性があるんですよ」

 さらに、寝るときの一服が、火事の原因になってししまう場合もあるため、枕元でタバコを吸うのは避けたいところだ。

 ところで、ニコチンに覚醒作用があると考えると、寝る前は当然NGだ。でも、逆に、目が覚めるのだから、「起きたときの一服」ならよいのだろうか。

 「起床直後のタバコの一服も、体にとってはよくありません。朝は体の水分が少なくなっている状態なので、そこにニコチンを入れると、血中濃度が一気に高まってしまい、負担になると言われているんです」

 実は、米ペンシルベニア州立大学医学部(ハーシー)のjoshua Musca氏によると(2011年8月8日、医学誌『Cancer(がん)』オンライン版掲載)では、「起床直後の喫煙ががんリスクを高める」という研究結果もあるそう。

 スッキリ目覚めたいなら、「目覚めの一服」はやめて、「目覚めのコーヒー」などにするのがオススメだ。

 

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