体をゆらゆら揺らすだけ 病気が逃げ出す「ゾンビ体操」

2015.04.10


『血管・骨・筋肉を強くする! ゾンビ体操』1200円+税(池谷敏郎著、アスコム)【拡大】

 運動は健康にいい。しかし、いろいろな事情があって実践できないのが現代人。そんなワガママを聞き入れ、ぐうたらなお父さんにもできる体操が人気だ。その名も「ゾンビ体操」。病気が逃げ出すという妙な体操の実力を探る。

 「ゾンビ体操」とは、循環器科医・総合内科医の池谷敏郎医師が開発した、血管年齢の若返りを目的としたエクササイズ。簡単に言えば、「その場ジョギング」をしながら、上半身をねじるような運動を、「1分間×3セット」、つまり3分間のエクササイズを1日3回行う−というものである。

 たったこれだけのことで血管年齢が若返るだけでなく、筋肉や骨の強化がはかられ、別掲のさまざまな病気や症状の改善効果が見込めるというのだ。

 そんなゾンビ体操のやり方と効果のメカニズムを解説したのが、池谷氏の最新刊『血管・骨・筋肉を強くする! ゾンビ体操』(アスコム刊)。

 「その場ジョギング」は有酸素運動なので、循環器系の強化に役立つ。血管が鍛えられて血流が改善するだけでなく、メタボ対策としてのダイエット効果も期待できる。

 これに上半身の「ねじる」という動きが加わることで、リラックス効果が発現し、ストレス解消や腰痛対策などにも効果を発揮するという。

 では、なぜゾンビ体操が血管年齢を若返らせるのか。

 ゾンビ体操による有酸素運動は、一酸化窒素(NO)の分泌を促す作用がある。NOが血管の内皮細胞から分泌されると、血管の「しなやかさ」を高めて拡張し、血流の改善に寄与する。その結果、動脈硬化を予防し、血圧の安定化、そしてその先にある心筋梗塞や脳梗塞の発症予防にもつながるというわけだ。

 ゾンビ体操のやり方は簡単だ。下半身は足踏みをするように「その場ジョギング」をしつつ、上半身はイヤイヤの要領で左右にねじるだけ。ひざは軽く上げる程度で腕は脱力。肩は柔らかく、かつおなかに力を入れて動かすのがコツ。ジョギングのかわりに足踏みでもOKだ。

 「ジョギング」が難しい人は、「足踏み」でも構わないという。上半身の動きは「体を丈夫にする」だけでなく「体をゆるめる」という効果を持っているので、ストレスを解消し、精神的なリラックス効果までもたらしてくれるという。

 「ゾンビ体操ができなかったら、もう運動なんてできない−。それくらい簡単で、誰でも楽しくできる体操です」と語る著者は、「ひざや腰が痛いから」「時間がないから」「花粉症だから」といった言い訳が通用しない点でも、ゾンビ体操のメリットは大きいと指摘する。

 「健康体操は症状ごとにいろんな動きを覚えないといけませんが、ゾンビ体操なら1つの動きですべてカバーできます。足腰が弱い方には、座ってできる体操もあるので一度ぜひ試していただきたいですね」と語るのは編集を担当したアスコムの杉浦博通氏。試してみては? (竹中秀二)

 ■「ゾンビ体操」が改善や予防効果を示す病気や諸症状
 ・高血圧・糖尿病・脳卒中・心筋梗塞・骨粗鬆(こつそしょう)症、ロコモ・腰痛、ひざ痛・肩こり・ストレス・冷え性・不眠・肥満、メタボ

 

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