沖縄生活が育てる“超老人” 健康長寿は自立してこそ (1/2ページ)

2015.04.17


『ドクター徳田安春の養生訓 元気な100歳をめざせ』1000円+税(徳田安春著、西村書店)【拡大】

 「長寿世界一」の日本人が、次に目指すべきは“健康長寿”の世界一。単に長生きするだけでなく、元気に、自分の身の回りのことは自分でできる状態で長寿を全うするには何が必要なのか。沖縄の“長寿集団”の生活に内外の最新の知見を加味して検証すると…。

 「ドクター徳田安春の養生訓 元気な100歳をめざせ」(西村書店刊)。著者の徳田氏は、沖縄生まれの沖縄育ち。琉球大学医学部を卒業して医師になってからも、沖縄県民の健康状態を見続けてきた。

 以前沖縄県は日本一の長寿県だった。日本一ということは世界一を意味し、その生活スタイルは海外の研究者からも注目されてきた。伝統的な地域特有の食生活、踊りや空手などの活発な運動、地域で助け合う社会交流、温暖な気候などが効果的に融合し、沖縄県民の健康長寿を醸成してきた−と著者は分析する。

 そんな“世界最強の健康長寿集団”の生活を検証し、海外の最新の論文などを交えて、健康長寿をめざし、実現するために必要なことを説き明かしたのがこの1冊だ。

 医師の著作らしく、食生活、運動、病気予防や早期治療の重要性について幅広く解説する一方で、生活上での健康長寿への取り組みについて深く言及している点が本書の最大の特徴だ。

 沖縄の健康集団の共通点として、「緑黄色野菜、海藻、大豆、魚、豚肉をよく食べる」「総摂取カロリーが少なめ」「温暖な気候により活動度が高い」という点が挙げられる。いずれも健康を考える上で大切な要素だが、それ以外に著者は「97歳以上の“超老人”を英雄視する慣習」「儒教や仏教をベースにした祖先崇拝」、そして「おおらかで温和な県民性」の存在を指摘する。

 中でも精神世界とのつながりの重要性を唱える著者は、精神の充実や信仰がアルツハイマーの進行緩和作用を持つという研究結果から、知的機能の維持にも役立つとしている。

 

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