糖尿病患者によりそう 大森赤十字病院糖尿病・内分泌内科部長北里博仁さん

★大森赤十字病院糖尿病・内分泌内科部長 北里博仁さん(51)

2015.04.24


北里博仁医師【拡大】

 放置すれば腎不全や神経障害を招くだけでなく、がんや心臓病などあらゆる重大疾患の温床となる糖尿病。生涯をかけて、根気強く向き合っていかなければならない病気だけに、主治医との関係は重要だ。

 東京都大田区にある大森赤十字病院の糖尿病・内分泌内科部長を務める北里博仁医師は、そんな糖尿病患者に寄り添い、全力でサポートする姿勢を崩さない糖尿病治療のエキスパートだ。

 「まったくの偶然なのですが、このすぐ近くの生まれなんです。亡くなった父も医師で、小児科と内科のクリニックを開業していました」と語る北里医師。たまに外来で「もしかして…」と、父を知る患者に尋ねられることもあるという。

 糖尿病や代謝内分泌の領域は、素人には仕組みが分かりにくい。しかし、医学部に進む前に“化学”を専攻していたこともあり、「ここを押せばあそこがこうなる−というストーリー性があって、自分には性に合っているんですよ」と笑う。

 北里医師の診療科には、慢性疾患看護専門看護師や糖尿病療養指導士など、糖尿病治療のスペシャリストが複数所属している。医師だけでなく看護師、栄養士、薬剤師らがそれぞれの分野で専門性を生かした医療介入をすることで、高度なチーム医療を実現している。

 そんな北里医師の診療姿勢に「とげとげしさ」は微塵もない。治療に積極性のない患者に対しても、声を荒らげたことはないという。

 「医者が怒って病気がよくなるなら別ですが、それよりも自分自身のデータをきちんと理解してもらうほうがはるかに効果的。治療を休んでいた人にも、それなりの理由があるはず。たとえ久しぶりであっても、病院に来てくれた勇気を尊重したい」(北里医師)

 小学校の卒業文集で、「将来の夢はブラックジャックになること」と書いていたという北里医師。その夢がいま、地元大森で実現しつつある。 (長田昭二)

 ■北里博仁(きたざと・ひろじ) 1964年、東京都大田区生まれ。埼玉大学理学部化学科を卒業後、秋田大学医学部に入学し、96年卒業。同大老年科に入局し、秋田日赤病院、木戸病院(新潟)に勤務。その後東大糖尿病・代謝内科研究生、朝日生命成人病研究所付属丸の内病院主任研究員を経て、2010年より現職。日本糖尿病学会専門医・指導医、日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本病態栄養学会評議員他。趣味は水泳。

 

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