カテーテル治療、確かな技術 総合新川橋病院心臓血管センター長・林英次郎さん

★総合新川橋病院心臓血管センター長・林英次郎さん(38)

2015.08.21


林英次郎医師【拡大】

 JR川崎駅と京急川崎駅からほど近い総合新川橋病院は、208の病床と16の診療科を持つ地域密着型民間病院。

 ここに5年前にオープンした心臓血管センターのトップが、今回紹介する林英次郎医師=写真。血管の中に「カテーテル」と呼ばれる細い管状の治療器具を挿入し、狭窄した部分を内側からバルーンを膨らませて拡張する。同時に、「ステント」という金網状の器具を留置することで再狭窄を防ぐ「血管内治療」を専門とする。

 医学部を卒業すると、「一日も早く技術を身に付けたい」と、大学には残らずに、症例数の多い市中病院に飛び込んだ。当時はまだ珍しかった末梢(まっしょう)血管の病変に対するカテーテル治療を勉強するため、九州や北海道の「名医」を訪ねて研鑽(けんさん)を積んだりもした。

 その甲斐あって、医師デビューからわずか8年で循環器とカテーテルの専門医資格を取得。現在の病院がカテーテル治療に力を入れたいと考えていることを知り、それまで縁もゆかりもなかった川崎に乗り込んできた。

 川崎市南部は、血管内治療を得意とする医師や医療機関が競合する激戦区として知られる。

 「医師は、年功序列ではなく医療技術で勝負すべきだと思っていたので、川崎に来ることに迷いはありませんでした」

 デビュー当初から血管内治療の最前線で鍛えられてきたので、難度の高い症例にも冷静に対応できる点が強みだ。心臓以外にも、下肢や頸動脈の症例にも、カテーテル治療で対応する。

 そんな林医師が、常に確認を怠らない3つの柱がある。「自分の技術」「患者の病態」「道具の特性」だ。

 「特に『道具の特性』は重要です。人の顔がみな違うように、血管も十人十色。道具の特性を熟知することが安全性を高める。センスは重要ですが、努力は不可欠です。イチローみたいに…」

 高度な技術と豊富な実績を武器に、林医師の挑戦は続く。 (長田昭二)

 ■林英次郎(はやし・えいじろう) 1977年、岐阜県生まれ。2002年、愛知医科大学卒業。大垣市民病院、掛川市立病院、袋井市民病院を経て、10年から総合新川橋病院勤務。14年から心臓血管センター長。日本循環器学会認定循環器専門医、日本脈管学会認定脈管専門医、日本心血管インターベンション治療学会専門医。趣味はゴルフ。

 

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