腰痛に効く骨ストレッチ 自宅、オフィスで簡単にできる

2015.08.28


松村卓(著)『ゆるめる力 骨ストレッチ』(文芸春秋、1180円+税)【拡大】

 「ストレッチ」といえば、スポーツの前後に行う筋肉への刺激−というイメージがあるが、最近注目されているのが「骨」にアプローチするストレッチ。これをすることで、「骨の使い方」が意識でき、肩こりや腰痛改善にも効果があるというのだ。

 肩こり、腰痛、膝の痛み…。どれも小紙読者のお父さんたちには身近な症状だが、抜本的な解決策を講じている人はほとんどいない。女房や子供に揉(も)んでもらえればいいほうで、あとは湿布薬を貼るか、風呂の中でさすりながら「治れ、治れ」とおまじないをかけるのが関の山。

 そんなお父さんに、「30秒でラクになる」というストレッチ法を勧める本が出た。

 「ゆるめる力 骨ストレッチ」(松村卓著、文芸春秋刊)がそれだ。著者は、スポーツケア整体研究所の代表を務めるスポーツトレーナー。陸上短距離で全日本実業団6位入賞の経験も持つ元アスリートだ。

 そんな著者が考案したのが、本書の骨格となる「骨ストレッチ」。きっかけは、古武術に出合ったことだという。日本に古くから伝わる体の使い方は、筋力よりも骨の動きを重視する−ということを知った著者は、骨を意識することで体の動きが改善することを突き止めた。そして、従来のトレーニング法を白紙に戻し、「骨の動き」から体のコリや痛みを解消するためのメソッドを作り上げていく。その結果完成したのが本書で紹介されている「骨ストレッチ」なのだ。

 「骨」と「ストレッチ」という2つの単語は「硬い」、あるいは「強い」といった言葉を想起させるが、本書で紹介されるストレッチの基本テーマは「ゆるめる」こと。

 一般的に知られている筋力強化法も、多くの人は体の一部分だけを集中的に強化しているため、全体のバランスを崩してしまって逆効果になっている人が多いと著者は言う。

 たとえば「腹筋運動」を5回したあと起き上がろうとすると、体が重く感じるはず。これは腹筋運動で体が固まっていることによる現象。試しに、この時、「腸ほぐし」というストレッチをやってみる。まず、あおむけに寝そべって、脚は「くの字」に曲げてリラックス。この状態で両手の指先でおなかの「腸」付近を強く押すようにマッサージをする。ただこれだけのことで腹筋はゆるんで、ラクに起き上がることができるのだ。

 本書にはこうした簡単なストレッチが豊富な写真で紹介されている。どれも場所を取らず、自宅でもオフィスでも簡単にできるものばかり。

 「初めて体験なさった70代のご婦人が『こんなにラクになるなんて手品みたい』とうれしそうにおっしゃっていた姿が忘れられません。激しい動きがないので、普段、運動をしない方にこそおすすめです」と語るのは、「別冊文藝春秋」編集部の森正明氏。

 これまで「何をやっても効果がなかった」とあきらめ顔のお父さん。この本を読んで、骨ストレッチのコツをつかめば、先の見通しが明るくなるかもしれませんよ。 (竹中秀二)

■「骨ストレッチ」の効果(一部)
・表情がゆるんで笑顔になれる
・体のコリや痛みが取れる
・体が引き締まって姿勢がよくなる
・身のこなしが軽やかになる
・スポーツのパフォーマンスが飛躍的にアップする

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。