白内障、緑内障、加齢黄斑変性症の手術正確に伝える手段に「7冊の著作」 彩の国東大宮メディカルセンター・眼科医長 平松類さん

★彩の国東大宮メディカルセンター・眼科医長 平松類さん(37)

2015.11.13


平松類医師【拡大】

 『1日5分かけるだけ! 100円メガネで視力は回復する!!』(永岡書店刊)という本が話題だ。100円ショップで売っている安物の老眼鏡を1日5分間かけて、1メートル以上先をボーッと眺めるだけで、水晶体を支える「毛様体筋」という筋肉のコリが和らぎ、老眼の症状が緩和される、という「目の健康法」を解説した1冊である。

 著者はさいたま市にある「彩の国東大宮メディカルセンター」の眼科医長を務める平松類医師。本書を含めて7冊の著作を持つ「多作家」だ。

 「限られた診察時間の中で、より正確に、より効果的に物事を伝える手段の一つとして、本を書くことを思いついたんです」と語る平松医師。事実、その著作を読んだ患者は県外からも多く受診するが、本を読んだ患者は最低限の知識を持っているので、同じ時間内でも詳細な話ができ、理解も深まる。平松医師は本の「効果」を実感するという。

 白内障、緑内障、加齢黄斑変性症など、年間600−800件の手術を担当。外来診療の他に手術指導で定期的に山形の病院に出向き、その合間を縫って執筆し、講演活動にも力を入れている。

 どんなに多忙でも、患者との対話には細心の心遣いを忘れない。柔らかな物腰と落ち着いた語り口は、患者に大きな安心感を与える。

 「患者と医師の間で生じる軋轢(あつれき)の多くは、双方の間にある理解の違いが原因。これをなくすには、まず医者が患者の話をきちんと聞くことが不可欠」と平松医師。「伝え上手な患者になる!」という著作があるのも頷ける。

 その、患者の気持ちを理解していればこそ−の丁寧な診療姿勢は、玉石混交の情報に翻弄される現代の医療消費者にとって、「理想の医師」の一つの姿であることは確かだ。 (長田昭二)

 ■平松類(ひらまつ・るい) 1978年、愛知県田原市生まれ。昭和大学医学部卒業後、同大医学部眼科入局。同大学病院、今泉西病院(福島県郡山市)、三友堂病院(山形県米沢市)などに勤務の後、2012年より東大宮総合病院(当時=現・彩の国東大宮メディカルセンター)に勤務し現在に至る。昭和大学と埼玉医科大学兼任講師。医学博士。最新刊に「黄斑変性・浮腫で失明しないために−わかりやすい最新治療」(時事通信社)。趣味は読書。

 

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