“総合的な外科医”として自身の経験を患者に還元 昭和大学江東豊洲病院 外科系診療センター長・中村明央さん

★昭和大学江東豊洲病院 外科系診療センター長・中村明央さん

2015.12.25


中村明央医師【拡大】

 東京メトロ有楽町線と新交通ゆりかもめが接続する豊洲駅。大規模再開発が進み、高層ビルが立ち並ぶ一角に、2014年春にオープンした昭和大学江東豊洲病院。消化器センター、循環器センターなど8つのセンターの中に32の診療科を擁し、病床数は300。土日終日化された診療体制で、地域医療の中核を担っている。

 ここの教授で外科系診療センター長を務める中村明央医師は、医者家系の3代目。その豊富な知識と経験を後進に伝えるべく、忙しい毎日を送っている。

 「元は消化器外科が専門で、胆道と膵臓(すいぞう)、消化管の手術を中心に担当してきました。途中からは乳腺外科や緩和ケアも行うようになる中で、“総合的な外科医”の必要性を感じ始めたのです」

 がんに限らず、手術が絡む一連の治療において、外科医は「アンカー」の役割を担う。患者はもちろん、診断した内科や関係する診療科の期待に応えるためには、外科手技だけでなく、高度な発想や判断力が求められる。そうした自身の経験を後輩や、何より患者に還元することが、現在自身に任された最大のミッションだと中村医師はいう。

 「すべての患者に、自分の家族を診察するつもりで接する−。私の指導は最終的にそこに落ち着くんです」と笑うが、中村医師のその診療姿勢は患者はもちろん、若手医師からの評価も高い。2010年には昭和大学の研修医が選ぶ「ベスト指導医賞」にも輝いている。

 来年、築地から市場が移転してくる豊洲の地で、外科医として、また教育者として、中村医師の活躍は続く。 (長田昭二)

 ■中村明央(なかむら・あきおう) 1960年、東京都生まれ。88年、昭和大学医学部卒業。92年、同大学院修了。同大学病院、同横浜市北部病院、東京労災病院、鹿浜橋病院、田園調布病院、多摩南部地域病院などに勤務の後、2010年、昭和大学医学部外科学講座講師。13年、准教授。14年、同教授。日本外科学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医他。医学博士。趣味はアイスホッケー。

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。