1000人の患者担当しながら月300件救急搬送受け入れ 新座志木中央総合病院副院長・新井富夫さん

★新座志木中央総合病院副院長・新井富夫さん(52)

2016.05.20

新井富夫医師
新井富夫医師【拡大】

 池袋から東武東上線で約20分。志木駅から徒歩5分の住宅地に建つ円筒形の建物が特徴的な新座志木中央総合病院は、16の診療科と327の入院病床を持つ、地域密着型の中規模民間病院。

 ここの副院長を務める新井富夫医師は、虚血性心疾患や不整脈、あるいは高血圧や動脈硬化など、心臓と血管に関わる病気や症状をオールラウンドに診る循環器内科医だ。

 高校時代はスポーツに熱中し、高校3年の秋まで体育の教師を目指していたという。しかし、ちょうどその頃、祖父の死に際して「世のため、人のためになる仕事をしたい」と考えるようになり、一念発起で医学部に進路変更した苦労人。それだけに「患者との信頼関係づくり」にはとりわけ力を入れる。

 「例えば高血圧などは長い付き合いになるので、信頼が何より不可欠。根拠に基づく医療を一方的に説明するのではなく、データやグラフを見せながら本人が理解し、納得した上で次のステップに進めるよう心がけています」

 そうした診療姿勢が評価され、現在、新井医師が担当する患者は1000人を超える。

 「地域性もあると思いますが、患者さんが新しい患者さんを呼んでくることが少なくない。ラーメン屋さんみたいなものですよ」と笑うが、増え続ける外来患者を丁寧に診る一方で、月平均300件の救急搬送の受け入れにも対応する。まさに気の休まる暇もない毎日だが、新井医師は前向きに受け止める。

 「結局は、懸命に勉強して、懸命に働く医者が“いい医者”だと思うんです。特にここのような地域の中核病院で働く医者には、特にその姿勢が求められる、と」

 世のため、人のため−との思いで進んだ医療の道。その努力は実を結び、新座・志木エリアの住民にとって、新井医師の存在感は、日に日に増している。 (長田昭二)

 ■新井富夫(あらい・とみお) 1991年、杏林大学医学部を卒業後、東京医科大学循環器内科入局。同大学病院、厚生中央病院、戸田中央総合病院などに勤務。東京医大循環器内科助教を経て2010年から新座志木中央総合病院勤務CCU部長、循環器科部長を経て、14年より副院長。東京医大循環器内科派遣講師。日本内科学会総合内科専門医。日本循環器学会循環器専門医。日本プライマリケア連合学会認定指導医。日本臨床生理学会評議員。医学博士。趣味は自動車競技(ラリー)

 

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。