糖尿病の人の共通点「早食い」 改善の得策は「31回」かんで食べる

2016.06.01

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 糖尿病の方々には、特徴的な共通点があります。「早食い」です。

 しかし早食いが、糖尿病のきわめて大切なキーワードであることは、意外にも理解されていません。私たちが「おなかいっぱいになった」と感じるのは、食事をして糖質が小腸から吸収され、ブドウ糖が血液中に増え、それを脳にある満腹中枢が感知するから。通常、満腹中枢が刺激されて満腹感を感じるのは、食事を開始してから20分後なのです。

 ところが、早食いの人はまたたく間に食べてしまうために、満腹信号が発せられる前に大量に食べ物を胃袋に取り込んでしまい、食べ過ぎになりがちです。

 糖尿病の予防や治療のためには、早食いを改めることが重要になります。私は、「一口食べたら31回かみなさい」と指導しています。一般的には、30回かむようにといいますが、「とどめの1回」までしっかりかむようにと、31回を推奨しています。かむことなんか、簡単だと思われるのでしょうが、実際は、なかなか実行できないのです。糖尿病を改善する一番の得策にもかかわらず、です。

 よくかんで食べると、食べ物が細かく砕かれ、唾液の分泌も高まり、食べ物によく混ざりますから、消化吸収がよくなり、満腹感を感じるのも早くなります。

 箸置きを用意して、口に食べ物を入れたら、箸をおいて、かんでいる間は箸を取りません。箸を手に持ったままですと、つい食べ物に箸を伸ばしてしまい、早食いになるのですが、それを防ぐことができます。箸置きは、ご自分でお好みのものを購入することもコツかもしれません。毎食眺めながらの食事もおつなものです。

 私は常々、糖尿病の方々によくかむように指導しているのですが、長続きしません。よくかめば、食べ物の味わいもよくなってきます。かむ回数ばかり気にするとストレスになります。かむことにより食材のもつ、うま味を感じながら、食事を楽しみたいものです。

 ■栗原毅(くりはら・たけし) 医学博士。栗原クリニック東京・日本橋院長。前慶応大学特任教授。「血液サラサラ」という言葉を提唱し、著書やメディア出演などを通じて予防医療の大切さを訴えている。

 

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