特殊レンズ付けて眠ると角膜角度調整して近視矯正 南青山アイクリニック副院長・福本光樹さん

★南青山アイクリニック副院長・福本光樹さん(49)

2016.06.10

福本光樹医師
福本光樹医師【拡大】

 近視矯正といえば、眼鏡やコンタクトレンズを使うか、最近ではレーシック手術の認知度も高まっている。そんな中、「日中は何も装着せず、手術も不用」の近視矯正法が注目されている。

 「オルソケラトロジー」と呼ばれるこの治療は、夜間に「ナイトレンズ」という特殊なコンタクトレンズを付けて眠ると、睡眠中に角膜の角度が調整され、朝起きる頃には適度な視力が得られている−というもの。

 東京都港区にある南青山アイクリニック副院長の福本光樹医師は、日本におけるオルソケラトロジー治療の第一人者。その仕組みを解説する。

 「ナイトレンズを付けて眠ることで、角膜に“型”を付ける方法。元の度数や年齢によっても差はありますが、使い始めて3日から1週間で安定した視力が得られるようになります」

 50年以上前に発表されたオルソケラトロジー。その後、改良が重ねられ、2002年のアメリカを皮切りに多くの国で導入が進んだ。日本でも2009年に承認され、現在、国内約500施設でこの治療が提供されている。

 そんな中、福本医師がこだわるのが、酸素透過性だ。

 「5層構造の角膜は、ナイトレンズに触れる上皮細胞は1〜2週間程度で再生されるのに対して、内側の細胞は再生されない。そこで、従来のレンズより酸素透過度が1・5倍のナイトレンズを使うことで、角膜内部の細胞の保護力を高めることができるのです」

 視力矯正効果もさることながら、韓国やシンガポールでは「近視抑制効果」も認められており、パソコンやスマホの普及を背景に増えている「子供の近視」対策としても期待が高まっている。

 自由診療で費用は15万−20万円程度(両目)。日中は顔や目に何も付けたくない人は、オルソケラトロジーと福本医師の名前を、まずは覚えておきたい。 (長田昭二)

 ■福本光樹(ふくもと・てるき) 1967年、奈良県生まれ。防衛医科大学校卒業。同附属病院眼科、自衛隊中央病院眼科、南青山アイクリニック横浜院長などを経て、2008年より現職。日本眼科学会眼科専門医、日本抗加齢医学会専門医。趣味は球技全般。

 

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